2015年10月25日

週刊CAMBIO NO.1147

岡谷まち歩き古本市+古道具市 27日(火)開幕!!
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さて、古本市開幕まであと1週間となりました。どうか、今の好天が会期中も続きますことを! 古本市に合わせてCAMBIOではセールを行い、店頭には日替わりで美味しい食べものが出店し、銘打ってはいませんが秋の収穫祭のような賑やかさに。どうぞお出かけ下さい。
なお、会期中は駐車場がイベント会場の一つにもなるため、大変混みあいます。駐車場はお買い物のお客様を優先させていただきますが、何しろスペースが不十分です。恐れ入りますができるだけ笠原書店本店前無料大駐車場をご利用くださいますよう、お願いいたします。
美味しいフランススープカフェ12107125_984284764963874_8940671357363789422_n.jpg
30日から最終日の3日まで、駐車場にはスープカフェのトレーラーが登場。
野菜だけで作った美味しいスープと、クロックムッシュなどのパンが楽しめます。フランス生まれのミリュエルさんが作るスープは、野菜だけで深みのあるコクと旨味が凝縮された味。康彦さんが手にしているのはクロックムッシュ。ハムやチーズを挟んで焼いたサンドウィッチ。
5月の出店でも大好評だったスープカフェ「マ。スープ」です。どうぞ味わって下さい。
着物の古着 キモノコトハジメ 2日に出店
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今回の古本市に初めて出店する「キモノコトハジメ」は、着物の古着をこのように帯と帯締めのセットにしてパッケージ。袖丈裄丈身丈身幅を書き込んだタグをつけて販売します。
着物って着る人に合わせてあつらえるものですから、こんな形で並ぶことは今まではあまりなかった。それだけに、こんな売り方も面白いと思うのです。着物を知る人ほどこんな売り方にギョッとされるかもしれませんが、タンスに眠っている着物たちの行く末を考えると、これはひとつのイノベーション。
キモノコトハジメの出店は2日(月)。「テーブルランド八ヶ岳珈琲工房」とコラボ出店。着物をお買い上げの方にコーヒーをプレゼント。着物は28日と2日以外は毎日岡谷蚕糸博物館に出品。

セロリから考える 「オーガニックって何だ?」
店全体から見ると、野菜の売り上げは決して大きな割合にはならないのですが、店主の関心とエネルギーはかなりの割合が野菜に向けられています。だから、新たな野菜が入荷すると嬉しくて記事にしてしまう。そして今日はセロリのお話し。

諏訪には原村というセロリの大産地があるので、セロリには詳しい人が多い。それだけにオーガニックのセロリなどというと「そんなの出来っこない」と何度も否定されました。でもね、よーく写真のセロリの茎をみてください。真っ青でしょ。原村で育てているのは茎が白い「コーネル」。これはミニセロリとかグリーンセロリと呼ばれる「トップセラー」という品種。耐病性があるので、この品種なら農薬を使わずに育てられるんです。とはいっても技術的には難しいですけれど。
市場の競りにかけられるときに評価されるセロリを作るか、オーガニックという限られた枠の中で育てるか。そこには大きな違いがあります。それはものとしての評価をするか、それとも作る過程を評価するかの違いでもあります。
多少虫が食っていても引き受けられるか、規格の大きさまで育たなかったけれど、それを食べる人に説明しながら売り切れるか。その役目を負うことがオーガニックの食材を扱うことの意義なのです。というわけで、飯田市吉沢よっちゃんの有機セロリです。
麦を焙煎した穀物コーヒー ほっこり温まります

穀物コーヒーとは、大麦やライ麦を焙煎して粉末にした飲み物。ほっこりとした土のような香りで身体が温まります。コーヒーやカフェインが苦手な方に、陽性の飲み物として人気があります。
どれもポーランド産なのは、コーヒーの代用品として100年も前から愛飲されてきた歴史があるから。今もたくさんの種類があって、子供たちは牛乳に入れて飲んでいるそうです。コーヒーという名ではありますが、味はいかにも穀物らしい風味。麦茶を濃くしたような感じで、誰にも愛される飲み物です。
右、INKA 150g 900円、左、有機Herb coffee タンポポ入り50g 625円

研ぎ玄のコラム 切れてこそ NO.343 「キレイ」でこそ (14−3)
 研ぎ玄では、研ぎに関する質問及び相談には時間が許す限りお答えするようにしている。勿論、無料で受けているから、遠慮なく声をかけていただきたいけれど、件数は非常に少ない。本来、手仕事に用いる刃物は「使い手自身が研ぐ」のが原則だけれど、料理教室に通って「包丁が研げるようになった」なんて話は聞かないし、飲食店ですら外注で済ませる店も増えつつある現実を踏まえれば、無理もない。かと言って、調理に包丁が不必要な時代が来るとは到底思えないから、もっと積極的に包丁と対峙しても良さそうなものだけれど、身近なモノほど見過ごされるのは世の常だ。
 四年近く研ぎ続けている包丁に、突然「刃こぼれが」なくなった。持ち主曰く「切り方がわかった」のだそうだ。まあ、わからないよりは良いけれど「包丁を使う」って、そんなに難しい行為なのでしょうか? 「はい」実は難しいのです。特に歳が行ってから、正しい動作を身に着けようと思えば時間が掛かってしまう。子供の頃に正しい動作(はキレイなものだ)を目にしていれば、自然にできてしまう事も、大人になってからでは、最悪手遅れの場合だってある。だからと言って、幼いころから色々な習い事をさせても、皆がそれぞれの事柄を習得できる訳でもない。そもそも、秀でた技術を習得したければ、環境も大切だけれど「本人の資質に起因する」ところが大きいからだ。対して普通の人は「日常生活が滞りなく送れる動作」を身に着けるだけで十分なのだ。と、それがいかにも簡単そうな事を言うけれど、それはそれで「一芸に秀でる」ことよりも寧ろ困難なのかもしれない。けれど「日常の動作を向上させる行為」を心がけていれば、上手にあちら側へ行けるような気がするのですが・・・。

CAMBIO店主のコラム 雑言 NO.1147
このところ、夜中に鹿の鳴き声で目を覚ますことが多くなってきた。秋が深まって鹿鳴きが始まったのだ。鹿のオスは繁殖期の秋になるとメスを呼んだり、縄張りを守るために大きな声で鳴く。山の中では日中でも鳴いていることがあるが、人家の近くでは夜中になって人けがなくなると鳴き始める。山と畑に囲まれた我が家の周辺はちょうど縄張りの境目に当たるらしく、10年ほど前からこの時期になると、息遣いが聞こえるほどの近距離から毎晩のように大声が響き渡る。本業に加えて古本市のチラシの発送などで忙しい日が続いてきたのに、夜中に何回も起こされるとカラダの疲れが抜けない。不機嫌な顔でレジに立っていたら鹿のせいだと思ってくださいませ◆今年の秋は自前の単独イベントを一切やめ、始まりから出続けてきた地元のイベントへの出店もやめ、古本市の企画と準備に集中することにした。9月中旬からは毎週のように各地で開かれるイベントに足を運び、イベントの運営方法、主催者の構成、地域との連携、デザインや告知の方法、出店者の募集、そして来場者の構成やイベントの雰囲気など、ありとあらゆることを学ばせてもらってきた。どのイベントにも個性があって、ひとつとして同じスタイルはなく、どのイベントでも自分たちの古本市に反映するアイデアを得ることができた。ただ、自分たちの古本市もどのイベントに負けず劣らず個性的であるので、そのままパクってどうなるものではないけれど◆イベント運営の成功法則などというものがあるのなら、もうとっくに本になって出回っているだろう。それに近いハウツー本ならあるかもしれないが、そんなものを当てにしていたらきっとイベントはコケる。それだけイベントを企画するのは難しいし、さらにそれを続けていくのは大変なエネルギーを要するのだ。いろいろ見て歩いて発見した中で学生がいる街ほど賑やかに思えたのは、自分たちにないものだから羨ましく思えたのだろうか。大学があると他所から一定数の18歳人口が流れ込んでくる。卒業と同時でまた出ていく人が多いのだけれど、その出入りによって街の中には風が吹くようだ。そんな学生や大学の存在とイベントには、不可分な関係があるように思えた。でも、それは他所のこと。自分たちの街にないものに指をくわえて見たって仕方がない。オレたちはオレたちなのだ◆あるイベントでは人出の多さと、骨董品の数の多さに圧倒された。自分たちがやろうとしている古道具市など足もとにも及ばないような賑わいに、自分たちが見ている世界の狭さを思い知ることになった。でも、その一方で、天然素材で人間が拵えたかつて生活に役立ってきた道具たちというわれらが古道具市のカテゴリーは、まだまだ手垢がついていないことを知ることにもなった。骨董品という一種独特の世界とは一線を画した、古いけれど温かみがあって家の中にあると何となく落ち着く小さな家具。プラスチックなら100円ショップでも売っているけれど、きちんと木工職人が組み立てて長く使われたおかげで棚板がすり減っているような書類棚には、長く用に耐えてきた風格のようなものがある、と実際に触って感じてもらう古道具市。それは今まで続けられてきた骨董市とはちょっと趣が違うし、対象となる人の年齢や生活経験の長さも違う◆あるイベントでは古い街道にたくさんの出店が集まり、道を埋めるほどの人出で賑わっていた。車道を通行止めにするために、入り口にはガードマンが立って来場者の車が入り込まないように規制をしていた。その通り沿いに住んでいる人は「住民です」と言えば通してくれるようだったが、中には無言で怒ったような顔をしたドライバーが突き抜けていくことあった。イベントの開催で地域の住民に非日常が発生する場合、歓迎されない場合があることを目の当たりにした。われらの古本市も街中で開催するので、交通規制をするようなことはないが、住民の迷惑になることがないよう十分に配慮しなくてはならない。何よりも古本市の目的は、街を歩いてみんなに楽しんでもらうことなのだから。
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2015年10月18日

週刊CAMBIO NO.1146

第4回岡谷まち歩き古本市+古道具市は29日から
CAMBIO 秋のセール 全品10%OFF 28〜30日

古本市前半の3日間はお待ちかねのセールを同時開催。1階店舗の商品は一部を除きすべて10%OFF.4月以来半年ぶりのセールとなりました。どうぞお見逃しなく。
店頭にはいろいろなショップが日替わりで登場
コーヒー、スープ、ヘンプ衣類、パン、野菜、ワインビネガーなどなど。ふだんはお目にかかれない美味しいもの、あまり見ることができない作る人の素顔、この時でなければ出会えないひと、ものがCAMBIOの軒下に集まります。お出かけください。詳しくは来週。
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電磁波カット ゼンケンの暖房機 各種1台早割10%OFF 
安全で静かな暖房機として毎年大人気のゼンケン暖房機を、シーズン前の早割特価として各1台に限り特価10%OFFでご提供。チラシの価格はメーカー希望価格。※10月末までのお引き取りに限ります。
アーバンホット(新型) 28500→25650
足入れ電熱マット 14000→11400
アーバンホットスリム 17000→15300
一人用電熱マット 15000→12800
電気掛敷オーガニック綿毛布 18500→16650
電気カーペット1畳用 25000→22500
電気足温器 16000→14400
電気カーペット2畳用 35000→31500
電気ひざかけ 12500→11250
電気カーペット3畳用 47000→42300
窓下ヒーター(小) 12500→11250
窓下ヒーター(大) 16000→14400
●電気カーペットはカバーなしもあります。価格はお問い合わせください。

シリアから元気に入荷してます! アレッポの石鹸 
激しい内戦で、一時はもうなくなってしまうのかとハラハラしたアレッポの石鹸。ちゃんと入荷してますよ。しばらく石鹸も製造できなかったそうですが、工場をアレッポから地中海沿岸に移転、今年は新工場から出荷されています。1000年以上前から職人の手作業で石鹸を作りが盛んだったアレッポ。石鹸の香りを嗅ぎながら、彼の地に平和が訪れることを祈ってください。ノーマル 1個630円
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冷えてきましたね。今朝の気温は信州各地で一桁台。ストーブを焚いたおうちもあったことでしょう。こんな日に美味しいのはおでん。さつま揚げや竹輪を詰め合わせたおでんセットが今週から始まりました。秋の夜長はおでんでほっこり温まるのがオススメです。おでんはじっくり煮込むと美味しくなるし、一回煮ると結構たくさんできちゃって食べきれないという方のために、すでに煮込んだおでんもあります。おひとりさまサイズの8種類8個入り800円。
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今朝は我が家の外気温計はなんと0℃を指していました。それを見てすぐに床暖房のスイッチを入れちゃいましたね。迷わず。グッドタイミングで入荷したのが、これ。美濃高田焼の湯たんぽ。金属とは違う、陶器の柔らかな暖かさで毎年人気です。カラフルなところもまた好評で、どことなく鈍臭い形がユーモラスに見える。
湯たんぽって、お湯を沸かす時以外はエネルギーを使わない優れた暖房です。保温性も高く遠赤外線効果でほっこり暖か。美濃高田焼 湯たんぽ 各色2686円
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りんご農家水野家の当代、耕一郎さんと長男の尚樹くん。積み込む前のりんごを点検中。先代の邦美さんからお世話になって二十年余り。代が替わりさらに次の代が育ってきました。
りんごの木も同じように代が替わり、品種が変わり、次の品種が育成されています。次の世代の木を植え、新たな品種を試し、十年後にはどんな品種の構成になっているかを探っていきます。「こないだのシナノピッコロはどうでしたか? シナノドルチェとどっちかに絞ろうと思うんですけど、どっちが良いんでしょうね?」そんな会話を交わしているそばで次の世代の尚樹くんが遊んでいる。農業の豊かな面を見たような気がしました。
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研ぎ玄のコラム 切れてこそ NO. 342 「キレイ」でこそ (14−2)
 体のあちこちが痛くなり、運動能力が低下すると「いよいよ」が、近づいてきた実感が高まる。積極的に体を鍛えても、度を超すなり方法を間違えれば、寿命を縮める原因になる恐れもある。というのが動機かどうかは知らないけれど、高齢者の「スポーツジム通い」が増えている。らしい。「教えを乞う」のが苦手な身としては全く想像がつかない世界だけれど「適切な指導をしてくれるスポーツトレーナー」に遭遇する確率はどれ位なのだろうか? 恐らく子供以上に高齢者は個人差が大きく、一様な指導が通用するとは思えない。それでも、何もしないよりはマシなのかもしれない。
 この商売を始めてわかった事がある。「大方の人は、包丁(刃物)の使い方を知らない」という事実だ。「研げない方の為」と思って始めた商売が「使い方をご存知ない方の為」に、路線を変更せざるを得なかったのは衝撃だった。本来、こんなことは子供の時に体得していなければならないことだけれど、実生活で「包丁」は意味のない道具になってしまったのだろうか?「学校で刃物を使わせなくなったから・・・」良く言われる事だけれど、経験的にはもっと前に原因があると思っている。最近騒がれているように、小学校入学時からHBの鉛筆は使わせない。十分な筆圧が無いのが原因だけれど、これはもう学校の問題では無いのは明らかだろう。まだ、決定的な調査はなされていないようだけれど、小学生にしてすでに「ロコモティブ・シンドローム予備軍になる生徒も目立ち始めた」という。簡単・便利・安全な生活を望むのはわかるけれど、体の機能は使わなければ衰え、使い過ぎれば壊れてしまう。激しい動きを心がけるより「ゆっくりキレイな所作」を心がけていれば筋力不足には陥らない。

CAMBIO店主のコラム 雑言 NO.1146
よく知られるように、古い東京の町には下町と山の手がある。その境目は、隅田川に沿った低地の下町から見ると一段高い丘になっている武蔵野台地の東端だったらしい。王子から谷中や湯島を通って麹町辺りまでがそのライン。山手線の外回りと並んで走っていた貨物線は、駒込から田端に至る辺りで山手線の下をくぐり、トンネルを抜けて台地の下辺に下りて王子へ向かう。貨物線を跨いだ山手線は坂を下って田端の駅に滑り込む。いまや貨物線は湘南新宿ラインとなって北関東からの電車が通っているが、私たちが高校生の頃はまだ長い貨物列車が旧型の電気機関車にひかれて走っていて、私が通っていた私立高校は、その貨物線のトンネルの上にあった◆そんな立地だったので、生徒の中には山の手のボンボンがいれば、下町の小僧もいるといった具合のバラエティに富んだ構成だった。埼玉に近い東京のはずれで育った私はそのどちらにも属さなかったので、同じ東京でありながら結構いろんな気風を感じることができた。とくに下町の小僧たちには独特の言い回しのようなものがあって、何かの拍子に飛び出してくる言葉には下町らしさの歯切れの良さを感じた。彼らが使う言葉の中には私が知らない言葉もあって、それを下町特有の言葉だとずっと思いこんでいた。とくに、いつも小狡いことをする男のことを「こすっけれぇやつ」と呼んで忌み嫌うのが、いかにも下町らしく感じていた。人格ができかけてきて張りぼてのように自分を見せたがる高校生という世代にとって、そんな「こすっけれぇやつ」と呼ばれることは何よりも屈辱だった。人前で小狡いところを見せてはいけないと思うようになったのは、そんな彼らのおかげかもしれない◆山の手のボンボンを象徴するような島国の首相は、つい最近ニューヨークにお出かけして国連で演説をしたらしい。どうやらその演説の出席率は散々だったようで、ネットのニュースではわずか13%だったという。聞くほどのものではないと国連の場で示されてしまったというのだが、そんなニュースは大新聞に載っていなかった。ひょっとすると載っていたのに見落としたかもしれないが、それほど扱いが小さかったということだ。さらにおまけがあって、その後の記者会見でアメリカ人の記者から「予定外」の質問が出て、しどろもどろになってしまったという。これまた大新聞には載っていなかったか、見落とすほど小さかったのだろう。なぜ「予定外」なのかというと、彼の記者会見はすべて前もって質問が提出されているものに限る、ということになっているからだ。聞かれることが分かっていれば、その答えを用意して記者会見に臨める。よどみなく答える姿は指導者らしく見えるが、実は前もって知らされている「出来レース」の記者会見だったのだ◆ネットでこのニュースを見たときに、思わず数十年ぶりに口を突いて出てきたのが「こすっけれぇやつ」という言葉だった。日本ではもともと記者クラブというマスコミの悪い習慣があって、記者会見には記者クラブに登録していない社は参加できなかったり、質問ができなかったりする。質問をする相手とされる相手が仲良くしましょうというクラブがあれば、都合の悪い質問なんかできなくなる。過去には新聞記者が政治家にアドバイスをしたり、演説の原稿を書いたりしたこともあったらしい。そんな関係の取材から政治家に都合の悪い話などは書けるわけがないし、実際に読む側には知らされてこなかった。ところが、ニューヨークでも同じことをやっていたので、外国人記者におちょくられてしまった。しどろもどろになったボンボンは、次に予定されていた質問をキャンセルして記者会見から逃げ出したそうだ。なぁにやってんだ、こすっけれぇやつめ!聞かれたことなら堂々と答えてみやがれってんだ◆高校を卒業してからも、下町の小僧たちとは一緒にスキーに行った。春休みの3月下旬から4月の初めにかけては八方尾根にテントを張ってスキーをしていたので、毎年彼らと10日近くも寝食を共にした。思わず口を突いた「こすっけれぇ」という言葉を調べてみると、下町の言葉ではなく全国的に使われている言葉であることが分かった。「こすっからい」が基本で漢字では「狡辛い」と書く。人を欺いて自分に有利に立ち回るさま。悪賢い。ずるい。という意味。それが下町風の崩し方になって「こすっけれぇ」なのだ。使い方として間違っていない。
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2015年10月07日

週刊CAMBIO NO.1145

伊那市大川さんの人参 今期もよろしく
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伊那市春庭農園、大川さんの人参。今年も収穫が始まり、掘り上げたばかりの人参を、夕暮れの畑で受け取ってきました。土の作り方で香りも甘さも違いがわかってしまうのが、人参。毎年、秋から冬にかけて店頭に並ぶこの大川さんの人参は、その違いがはっきりとわかる逸品。人参嫌いの人も、この人参を食べたら目が覚めるかもしれません。100g 65円 1kg袋 620円

オーガニック&ヴィーガンチョコレートが入荷 740円
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10月1日はチョコレート解禁日。今週からチョコレートが並びました。お待たせしました〜!
今年のおすすめダントツNo.1は、フランス・ダーデン社製オーガニック&ヴィーガンチョコ。乳製品の代わりにアーモンドミルクを使っています。さらに甘さはココナツシュガー。さっぱりとした甘さの純植物性なので、いろいろな方にオススメできます。
定番のアガベチョコも同時入荷。まずはこの4種類で今季のチョコシーズンはスタート。今月後半から、さらに色々な種類のチョコレートをご紹介します。どうぞお楽しみに。

まもなく古本市のチラシがお目見え!どうぞよろしく!
第6回岡谷まち歩き古本市+古道具市のチラシがもうすぐでき上がります。A3版四つ折り、両面フルカラー。表面が二つあって片面は古道具、裏返すと古本。置き方によって2種類のチラシのように見える工夫がされています。見開きには各会場の独自イベントを満載。各美術館、博物館の企画展や、映画の上映スケジュール、個店のセールや催事予定など。期間中は岡谷の街で、ほんとにいろいろな催しがあるんですね〜。
このチラシを置いてくださるお店や事業所を探しています。ご連絡いただければ幸いです。

電磁波カット ゼンケンの暖房機 各種1台早割10%OFF 
まだ日中は夏の陽気が続いていますが、今年も間違いなく冬がやってきます。そこで今年も暖房機のご案内。安全で静かな暖房機として毎年大人気のゼンケン暖房機を、シーズン前の早割特価として各1台に限り特価10%OFFでご提供。人気のアーバンホットは久々のモデルチェンジ。この機会にぜひ1台お備えください。チラシの価格はメーカー希望価格。※10月末までのお引き取りに限ります。
アーバンホット(新型) 28500→25650
足入れ電熱マット 14000→11400
アーバンホットスリム 17000→15300
一人用電熱マット 15000→12800
電気掛敷オーガニック綿毛布 18500→16650
電気カーペット1畳用 25000→22500
電気足温器 16000→14400
電気カーペット2畳用 35000→31500
電気ひざかけ 12500→11250
電気カーペット3畳用 47000→42300
窓下ヒーター(小) 12500→11250
窓下ヒーター(大) 16000→14400
●電気カーペットはカバーなしもあります。価格はお問い合わせください。

部屋の真ん中に置ける 丸型遠赤ヒーター「暖話室
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ホーローの発熱体を使っているので、音も臭いも風もなくわずか2〜3分で温かさが広がりだします。長年使ってもスイッチを入れた時に嫌な臭いを出すことがありません。オイルヒーターに比べれば断然早い立ち上がり。何よりも360°が温まるので、「暖話室」を囲むように二人で暖まれること。これが人気の秘密なのですね。
●丸型遠赤ヒーター「暖話室1000H」 
メーカー希望価格42000→39000円
  

遠赤ヒーター「夢暖望」暖かさ無料体験貸出し実施中
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一台ずつ丁寧に群馬県藤岡市の工場で作られている「夢暖望」と「暖話室」。店頭で見るだけではわからない使い心地、部屋に置いた時の存在感、つけた時の暖かさを体験していただけるように体験貸し出し用をメーカーから提供してもらいました。1週間を目安に無料でお貸しいたしますので、実際に家で使ってみてください。
★貸出機は店頭でのお渡しです。
●遠赤ヒーター「夢暖望660H」 
32000→29000円



研ぎ玄のコラム 切れてこそ NO. 341 「キレイ」でこそ (14−1)
 雑誌は読まないけれど、新聞の広告見出しは興味本位でざっと目を通す。近頃は女性向け週刊誌でさえ「宰相A」の批判記事が多いようだ。このお方は反対意見が強いほど激高するタイプのようだから、対応は慎重にしなければ逆効果になる危険性は高い。とは言え、「反面教師」のお蔭で「考え、行動する若者」が増えたのは喜ばしい事だと思う。だからといって、投票率に直接作用するとは考えにくいし、直ちに望ましい方向に向かうとも思えない。民主的に物事を運ぼうと思えば、面倒な作業を地道に積み上げるしかない。たとえ結果的に「正解」だったとしても、民主的に選ばれた政治家に「民主的でない政治を選択する権利」は与えられていない筈だ。ひょっとすると、この国の政治家は「民主的な手続き」の元に選ばれてはいないかも・・・。
 次に目立つ記事は「老い」に関する記事かもしれない。「認知症」「狭窄症」「変形性関節炎」「四大疾病」などの怖い言葉で脅迫され、「○○は治る」と言う見出しの月刊誌を買わされる。「終活」が取り上げられれば「生前葬」とか「散骨」の手配をする。誰しも「ピンコロ」でキレイに「オサラバ」したいのは人情だから、お地蔵さんにお参りしたりする。まあ、身内への「遺産」よりも生前にキレイさっぱり使い切ってもらった方が「世の中の為」なのだけれど、実際には「将来への不安」とか「身内の為に残したい」と「今」を楽しむ為に使わずにため込んでしまう。不安ばかり煽るよりも、楽しい事に使いたくなるような話題があれば「お金」は動くのだろうけれど、金を使ったからと言って「見返りが少ない現実」を知ってしまった社会が、経済成長を続けられるとは思えない。と、また将来への不安が頭を過ってしまう。のです。

CAMBIO店主のコラム 雑言 NO.1145
夏休みの旅日記を書いているうちにどんどん秋が深まり、とうとう10月になってしまった。あと古本市まで3週間しかない。先週で顔を合わせての打ち合わせを終え、企画はすべて決まった。週末にチラシの編集を校了させて出稿。いよいよ第6回岡谷まち歩き古本市+古道具市の姿かたちが明らかになり、たくさんの方に足を運んでいただけるよう告知を進めなくてはならない。いくら企画をしたって、それが来たいと思う人に伝わらなければやっていないも同じこと。頑張ってチラシをあちこちに置いてもらったって、その場所に来る人が興味を持ってくれなければただのゴミ。告知はどんなに手をかけたって、効果がなければ意味がないのだ◆そもそも今頃になってチラシを作っているようでは遅いのではないか、と思われるかもしれない。でも、毎回真っ白な紙に絵を描いていくような企画の進め方なので、1か月前でもまだ決まり切っていないことがあるほどなのだ。ひとつのスタイルが出来上がっていないということは、まだイベントとして成熟していないということでもある。毎回参加会場が増えている現状では、スタイルが出来上がるということは成長が止まるということでもあるのだ。今回も古本市のWEBサイトを作ろうという提案があったが、毎回会場が変わっている現状ではなかなかコンテンツを作り切れないので見送った。でも、このままでは永遠に作れないかもしれないので、内容を限定して作っていくことが必要になるだろう◆古道具の出店者は昨年と同じ顔ぶれがそろったので、量的に十分古道具市と呼ぶに値するイベントになる。昨年は古道具を使って古本を並べるという斬新な試みをしてみたのだが、販売から見れば見事な失敗になってしまった。ディスプレイとしては古いもの同士が融合して良かったのだが、古道具を買う人が手に取って見ることができなかったので、古道具の売り上げが伸びなかった。その出店者からまた出店してもらえるかが今回の課題だったのだが、もう一度出店してもらえることになったので何とかリベンジを果たしたい。そのために今回は広い元家具店の会場を用意した。ディスプレイのプロがすごい古道具の世界を構築するので、ぜひ見に来ていただきたい◆今回の新機軸のひとつは、会場に古道具コンシェルジュを配置して、古道具引き取りの相談に乗ることだ。納戸や蔵の眠っている古道具を再び表舞台に引っ張り出し、それらに魅力を感じている人たちに手渡して可愛がってもらおうという趣旨。その場で買取ができればよいのだが、古物営業法という法律で本来の店ではない出店場所で買い取ることができないので、苦肉の策として古道具コンシェルジュになった。ご自宅に無垢の木で作られた戸棚や抽斗、踏み台や卓袱台、椅子や木の箱などがあったら、後日買取りに伺うので古道具コンシェルジュに是非ご相談を◆もうひとつの新機軸は着物の古着販売。古本は文字媒体の歴史を刻み、古道具は生活の歴史を刻むもの。それなら衣類の歴史を刻むものとして着物の古着は、このイベントにぴったりなのだ。山梨で着物の古着を扱う人たちとの出会いがあって、今回から扱いアイテムのひとつに加わることになった。会場は岡谷蚕糸博物館。ところが絹がテーマの会場だから着物はぴったりだ、などというのは着物など着たことのないおっさんの浅薄だった。スタッフが会期中ずっと居られるわけではないので、着物はすべて透明の袋にパッケージして並べる。それが着物をよく知る人にとっては、大変な非常識に思えたようなのだ。着物とは着丈や裄丈、袖丈をすべて着る人に合わせて作ってあるものなのに、どうしてそんな形で売れるのか、と◆ところが、そんな形で売っているものを、昔から着物を着ていた人が買うわけがないのだ。いまやネットではアバウトな丈を合わせて柄が気に入ったらポチッとボタンを押して買う、という時代。着付けだって自分でyoutubeを見て、見様見真似で着てしまう。安い化繊の新物よりは、ちょっと丈が足りなくても正絹の古着の方がよいという選び方。呉服屋さんには入れないけれど、そうやって素材の良い着物が手に入るのなら、ぜひトライしてみたいというひとがいる。そんな時代背景を理解してもらい、箪笥に眠っている着物たちに再び陽の目を浴びて街を歩く機会を与えたい、というコンセプトで着物を扱う「キモノコトハジメ」の出店が蚕糸博物館に受け入れてもらえることになった。これは古道具市にとっても新たな進歩だと思う。楽しみがまた増えた。
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2015年10月04日

週刊CAMBIO NO.1144

新しいスペースができました ゆっくり過ごしてください
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連休中のミッションが予定通り終了し、店内にこんなスペースができました。イートインでもいいし、古本選びでもいいし、ちょっとハーブティで休憩もあり。使い方はみなさんが決めてください。
もともとここにあった本棚は、新刊が化粧品の並びに、古本は野菜売り場とレジの間の棚に収まりました。古本が冷遇されているように思えるので、ちょっと変えるかも。
ただいまお預かりしているひと棚古本市は、いったん9月末で精算し、新たに募集します。

食べもので体を整えるために 「自然療法」

数ある本の中で、なんと990もの版を重ねた大ベストセラーが、この東城百合子さんの「自然療法」1600円。我が家でも子供たちが小さかった頃は、ずいぶんお世話になりました。お世話になった方の結婚のお祝いに差し上げて喜ばれたこともあります。左の「身近な食べ物による手当て法」630円も、食べ物や食べ方からカラダを整える方法がいろいろ。CAMBIOではあまり玄米信仰はオススメしていませんが、食べ物からカラダを整えていく方法を身につけておくと、多少の不具合で慌てることが少なくなることは事実です。おうちに一冊、重宝しますよ。

今年も甘酸っぱいフルーツほうずきをよろしく! 
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フルーツほうずきがやってきました。CAMBIOに登場して今年で4年目。だんだんこのフルーティな香りが喜ばれるようになってきました。独特の甘酸っぱい香り、ミニトマトのような食感。大都市の果物屋さんでは高級果物の一つになっているそうですよ。お試しあれ〜。
作っているのは「農園縁側」のぶっちーこと池渕崇さん。原村中新田に居を構え、ほうずきをはじめ様々な野菜を作っています。
1袋(100g 約15個入り) 500円

第6回岡谷まち歩き古本市+古道具市まであとひと月
春は古本、秋は+古道具という構成で開催している「岡谷まち歩き古本市」。第6回は10月27日(火)から11月3日(火祝)までの日程で、岡谷市内中心部の10会場で開催されます。
CAMBIOの2階会場には、古道具がぎっしり。小淵沢の「どうむししょくの椅子」が、抽斗や戸棚、卓袱台や椅子、踏み台など、かつての暮らしで身近にあった古道具をたくさん展示してくれます。アルマイトのやかんなど、金物屋さんのデッドストック品は、伊那の「チプカとプクチカ」。
ヘンプ衣類や野菜の出店や、コーヒー、スープなどの飲食出店も毎日予定しています。どうぞお出かけくださいませ。詳しくは「岡谷街歩き古本市」で検索。


人気のオーガニックアガベチョコが入荷! 740円

砂糖の代わりにアガベを使ったチョコレートが新登場。ダーク70%はあっさりとした甘さとカカオ70%の深〜い苦み。とってもなめらかな上に、カカオの後味がすっきりしているのが特徴ですね。これはやっぱりアガベの甘さのおかげかも。作っているのはフランスで1897年創業の老舗ダーデン社。
今季はココナツシュガーで甘さを付けたココシュガーチョコも新登場。
全品JASの有機認証付き。100g740円

研ぎ玄のコラム 切れてこそ NO. 340 「キレイ」でこそ (13−7)
 今年は梅雨明けから八月半ばにかけて、気温の高い日が続き、「エルニーニョの影響で冷夏」の予報は見事に外れた。そもそも「明日の天気」すら怪しいのに、数か月先の予報を出す「度胸」に敬服するけれど、複雑な天気図の中「予報」が当たったりすると「流石だな」と思う。短期の予報は確実に制度が上っていると実感する。
 高温時の自転車通勤は汗を大量にかくけれど、走ってさえいれば風で冷却され(上りでも)意外と涼しい。けれども、降車後に汗が噴き出してくるから、少し間を置いて着替えることになる。間髪を入れず「シャワー」など浴びたいところだけれど、着替えと汗拭きだけで我慢をしている。すると意外なことに、三時間位「暑さと汗臭さ」から解放され、午後になり「汗の質」が変わると途端に汗の臭いが鼻を衝くようになる。こんな時は「夏の定番作業着」Tシャツを着替える。今年は午後の着替えの回数が多かったから、とても暑かったのかもしれない。いや、昔はもっと過酷な状況下で筋肉労働をしていても自身の「臭い」が原因で着替えた覚えなどない。それ程「運動量」が多かった(自転車に相当する位)のだ。と思いたいところだけれど、真実は別のところに有る事くらい心得ている。しかし、世の中「加齢」が原因とされることは多いけれど、何も対抗策を講じないと「加齢臭」を通り越してものすごい「臭い」を発する様になるらしい。肝臓の働きが低下するのが原因のようだから「加齢臭」の段階で気付き「体の中身をキレイにする工夫」を心がけたいものだ。とは言っても、ただ「食べるだけで体をより良い状態に保とう」なんて言うのは虫が良すぎる。かと言って、「トレーニング」なんて続かない。日常生活を見直すのが、最も効果的なのだ。

CAMBIO店主のコラム 雑言 NO.1144
ネット世界にまったく縁がなかったカミさんは、お誕生日のプレゼントにiPad miniをもらってSNSにデビューを果たした。それまでは娘が使っていたiPhoneのお古を使って東京にいる息子や娘たちとLINEでやり取りをしていた。しかしそのお古はバッテリーが全く充電しないほど使い切って、買い替えの際に下取りさえしてもらえなかったようなボロだった。いつも電源コードを付けて持ち歩いているのを周りが見るに見かねて、まだ誕生日まではひと月以上あったけれど、早めの誕プレとして贈ったのだった◆休みとなれば図書館で本を漁り、一日の中で少しでも時間があれば本を開くような生活をしていると、ネットやSNSは知らなくても何も困らない特異な世界に思えるのだろう。かつてのように匿名で好き勝手なことを言い放つ世界ならば、別に無視しておいてそれで困ることはなかったかもしれない。でも今や、ただの別世界ではなく、現実の社会を補完する機能となりつつある世界を知らないことは、少しもったいないと思うのだ。少し覗いてみて、それで嫌なら近寄らなければいいだけのこと。実際にSNS疲れで姿を消した人もたくさんいるけれど、だからと言って現実の世界で不利益が起きているようには見えない。ちょうどバッグに入る大きさのタブレットだから、持ち歩きに便利でiPhoneよりは大きいから老眼でも見やすい。まだケースを付けていないので、大事に持ち歩くために黒い布袋に入れているのが、おばあちゃんの大事な巾着袋みたいでちょっとおかしい。●妊娠中のある人と話をしていると、「今の社会は子供が少なくて困っているというけれど、一方では子供を歓迎していない空気もあるようで、子供を産むことに少し不安があります」と言うのだった。都会では保育園が騒音の発生源と言われるようになり、アンケートでは子供が遊ぶ声を騒音と思う人は30%にも達するそうだ。子供たちは遊ぶのが仕事だし、遊んでいれば嬌声を挙げるのが当たり前だと思うのだけれど、そうは思わない人が3割もいる社会では、これから子供を産もうという人が「子供を歓迎していない」と思っても仕方がないだろう。どうしてそうなってしまったのかということまで言えるほど社会のことをよく知らないが、きっと、みんな、それで、何も困ってないから、なのだろうと勝手に想像している◆少子高齢化だとか、人口が減ることで経済規模が縮小していくとか、子供が少なくなることでのデメリットは社会の標語のようになりつつあるのに、子供の存在は決して歓迎するひとばかりではない。ひどいアンビバレントだけれど、今の社会の現状をよく表していると思う。社会にとって子供は必要だけれど、自分の身の回りにはうるさいから居てほしくない。マクロ経済にとっては生産人口予備軍として子供は歓迎されるが、ミクロ経済にとってはとりあえずまだお客にならない子供はうるさいだけ、というような話。すべて今の自分を中心に置いた、きわめて近視眼的な発想がどこでもまかり通っているのだ。こんな話が連綿とつながって今の社会が成り立っているのかと思うと、これから子供を産もうとする人の不安は自分の不安とも一致する●我が家がある上伊那は空が広い。南アルプスと中央アルプスに挟まれた谷間でありながら、緩やかな斜面が広い空間を作り出しているのだ。空はひとつの大きな画面であって、その時の大気の状態、風の吹き具合、太陽の位置と照り具合などで様々な画像を見せてくれる。夏が終わって空気が乾き始めると、刷毛で描いたような雲が様々な生き物や寓話の世界を映し出す。引っ越したばかりの頃にある人が「良い景色なんてものは3日見たら飽きてしまう」と言ったが、20年住んだ今も、毎朝カーテンを開けた時の空の画像には少しも飽きることがない。20年の間さまざまな気分でカーテンを開けてきたが、そのたびに上伊那の広い空にはいろいろなことを教わった。一番印象に残った教えは、「お前なんて小さすぎてこっちからは全然見えやしないよ」という雲が噴き出す笑い声だった。
上伊那の空.jpg
posted by cambio at 08:31| Comment(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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