2015年05月27日

週刊CAMBIO NO.1127

梅しごとの季節 青梅ご注文承ります レシピ折り込みました
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信州では梅の花が散ってまだひと月余り。それでも、梅の産地ではそろそろ小梅の収穫が始まろうか、という季節になってきました。梅干しや梅ジュースにする中梅の入荷は6月の中旬から。そろそろ予約を承る時期がやって参りました。梅漬け材料もいろいろ取り揃えてお待ちしております。
★奈良県五條市産 有機青梅
【梅酒・梅ジュース用】 【梅干し用】 1kg 1250円(税別)


簡単にできる 梅シロップを作ってみよう!
梅仕事の中でも最も簡単で、こどもたちも喜ぶのが梅シロップ(梅ジュース)。台所で日に日にシロップができていくのが目に見えて楽しみですよ。今年はぜひトライしてみましょう。梅と洗双糖をセットにした梅シロップセットはお買い得価格。北海道で採蜜した百花蜜も入荷しました。
★洗双糖 1kg 430円   ★百花蜜 600g 2400円  1200g 4500円   価格は税別

八ヶ岳山麓 上條さんちのこどもごはん 子育て料理のレシピ集
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開店当初からお付き合いいただいている上條悦子さんが、本を出版されました。4人の子供たちを育てた料理のレシピ集と、お父さんが作る野菜や八ヶ岳山麓の四季を描いたエッセイ。子供たちが家から巣立った今も、毎週料理を作って送り続けている悦子さんの情熱は今、子育て現在進行中の若いお母さんたちに向かいつつあります。子供たちが喜んで食べてくれる料理を、子供たちと一緒に作るために・・・という経験がぎっしりと詰まった一冊。「売れるかなぁ・・・」と不安そうでしたが、まずはわれらが店でも並べてみましょ。子育て中のお母さんが多いですから。フルカラーで写真満載の見やすいつくり。願わくば、いつまでもきれいに本棚に収まるよりも、キッチンでシミだらけになって、子供たちも見てバラバラになるほど使われんことを。1600円(税別)

料理本や生活雑誌の古本 いろいろあります
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古本市で「ピープル」が2階に並べていた料理本や生活雑誌。籠に入れておいたら、結構人気でよく売れてます。こんな本は一年中あってもいいので、常設の食べもの古本コーナーにしようと画策。レジに向かって左側の棚を専用コーナーにすることを、ただいまこれを書きながらヒラメキました。即実行。わが家でもカミさんの使っているレシピ本は10年どころか20年物もあって、ボロボロになりつつあるものもいくつか。料理のレシピなんてそれこそ古本にぴったりのカテゴリー。充実させてみようかな。

エゴマだけじゃないオメガ3豊富なオイルたち
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この数年、マイナーだった油たちに脚光が当たり、今年はついに火が付いた感じ。もともと生産量もマイナーだったので、えごま油などは当分姿を見せないことでしょう。いつも買ってくださっていたみなさま、ごめんなさい。そこで、えごま油に代わるオイルをご紹介します。亜麻仁油(フラックスオイル)218g1800円、麻の実油(ヘンプオイル)230g1800円、グリーンナッツオイル(インカインチオイル)180g1600円。どれもオメガ3が豊富です。スプーン一杯を飲んだり、サラダのドレッシングに使ったり、加熱しないでそのまま使うオイルですね。現在は安定して入荷しています。もうひとつフィーバーしちゃったのがココナツオイル。グリーンのパッケージでおなじみのココウェルからは入荷が滞っていましたが、伊那市の「ワイルドツリー」から在庫を分けていただきました。プレミアム、エキストラバージン、ともに十分な量ではありませんが棚に並んでます。お早めに。

夏に向けてやさしいUVケア SPF15 760円〜
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日焼け止めを使いたいけれど、肌が荒れるのが怖い。赤ちゃんや小さな子供にもつけてあげたいけれど、刺激が少ないものを。という方のために、肌にやさしく、それでいてしっかりと肌を守るUVケアをご紹介します。
★パックス ナチュロンUVクリーム SPF15 45g 760円 人気NO1 伸びがよい
★パックス ベビーUVクリーム  SPF17 30g 600円 デリケート肌向け無香料
★ボディクレイ ねんどの日焼け対策  SPF20 80g 1700円  滑らかなクリーム
★日本創健 ぴたっとサンミルク SPF30 45g 2100円 馬油が主体 虫よけにも
★リマ サンプロテクタークリーム SPF34 30g 2800円  化粧下地用

研ぎ玄のコラム 切れてこそ NO.323 「キレイ」でこそ (8-4)
 つい道具の話題になると、長々とわかり難い事を書き連ねてしまう。通常の鰹節削り器が鉋と同じ構造なものだから「数千円の物でまともなものはない」なんて事まで書いてしまう。「木製の台を用いたもので」と付け加えるべきだったかもしれないけれど、樫(かし)の台に炭素鋼の刃が付いているものが「鰹節削り器」でそれ以外は「新鰹節削り器」なのだ。一見鉋は単純な構造をしているけれど、殆どの工程は手作業で製造されている。鰹節を力任せに往復させても減り難い台は、自ずと硬い木で作られるから柔らかい木よりも手間が掛かってしまう。更にわが国独特の鉋刃は、研ぎやすいように「柔らかい鉄と鋼のコンポジット」だから、あくまでも「安く」は作れない。だから「伝統的な削り節器(文化)を守りたい」と思うならば、出来うる限り高価なものを買い求めるべき(製造者の為)で、時代遅れは「淘汰」されるべきだとお考えならば「袋入りの削り節」を買い求めれば良い。どちらにしても「キレイな削りたて、若しくは削りたて同様」を欲するならば「安さ」は考慮すべきではない。
 実は「木工」で指導を受けた経験は無い。勿論、工房には親方もいれば先輩もいたけれど、皆それぞれの仕事を抱えていたから「実技指導」なんてする暇は無い。幸い「見るな」とまでは言われなかったけれど、見られている事を意識させていては「本当の事」は誰も見せてはくれないから、常に「見ないふり」を心がけていた。と、まあ本音を明かさない「人間」に比べ「道具」は常に本音しかない。初めから力量不足の物も存在すれば、更に高次元の仕事へ導いてくれるもの(当たる確率は低いけれど)もある。本来、淘汰されるべきは「使い手を成長させてくれない道具」なのだ。

CAMBIO店主のコラム 雑言 NO.1127
あてどなく3年も漂っていた4番目の次女が、ようやく今年からまた学校に通うようになった。3歳下の子たちとどう付き合うのか興味を持って見守っていたが、どうやらしっかりとした子たちに支えられて毎日を送っているようだ。「今の18歳ってなんてしっかりしてるんだ!」とメールでつぶやいてきたように、3歳の年の差があっても一番危なっかしいのはわが次女らしい。これは母親の血を受け継いだのだな、きっと◆子供たちは誰もがみんな、親ふたりの性格と体質を受け継いでいるけれど、どちらのタイプが前に出るかが微妙に違う。我が家の子供たちは男二人女二人。母親タイプが二人、父親タイプが二人と実にバランスよく分れた。でも、人間の性癖はいろいろなところに表れるから、血液型のようなタイプにはまとめられない。次女は体格とマイペースな性格は母親に似たが、目上の人に対して反抗的な態度をとるところは父親によく似ている。高校の担任が嫌いで三者面談の時には手を焼いた。先生がそれを問題にしなかったから助かったが、その性格を植え付けた人(私のことです)は、中学の時に反抗的だったためにずいぶん痛い目に遭った◆中2の時に転任してきたハットリという理科の教師が嫌いで、わざと授業中に大きな声でくしゃみをした。それがハットリの癇に障って一発殴られた。ついでに「こんなくしゃみをするヤツの親の顔が見たい」と言ったので、「そんなに見たけりゃ家までくれば見せてやる」とまで言ってしまった。完全に売り言葉に買い言葉。でも、相手は教師だからちょっと言い過ぎだ。数日して、家までハットリが来るのではなく、親が担任に呼び出されて顔を見せることになった。そこで親は担任から「お宅の子は過激派になる恐れがある」とまで言われたらしい。時代が時代だったからそう思っても仕方がないけれど、そこまでやる人間でないことはまともな教師ならわかるだろうに◆カラダは小さくて眼鏡をかけた貧弱な子供だったが、そんな騒ぎで学校ではある意味の札付きにされてしまった。おかげで3年になって進学も希望通りにはならず、公立校は受けさせてもらえなかった。成績も悪いから、私立だって底辺校しか受かる見込みがない。そのころは休日も家にいると息苦しかったので、熱心に教会に通っていた。その教会の牧師で友人の父親が見かねて推薦状を書いてくれたおかげで、なんとかミッション系の高校に入ることができた。高校に入ることで教師との関係はリセットすることができたけれど、そのまま宙に浮いていたらいったいどうなっていたのだろう。3年も漂っていた時の次女の姿は、時々自分の多感なころの姿に重なって見えることがあった◆3番目の次男が生まれてきたとき、カミさんは「あなたと同じ顔が自分のカラダから出てきてびっくりした」と言った。それはさぞかしショックな体験だっただろうと同情する。でも26歳になった次男の体臭は自分とまったく同じ臭いがすることを発見した時、やっぱりこいつはオレに似ているんだと認識した。この次男は中学生の頃から、まったく他人を気にしないで自分の好きなことだけをするという、学校では特異な存在だったらしい。今やオタク街道まっしぐら。場の空気を読むなんてことは、遠い国の少数民族の言葉のようにしか思っていない。同じクラスの女の子の名前はさっぱり憶えないし、道で出会っても顔すら覚えていない。部活に出たくないときは「家の手伝いがありますので・・・」と親が聞いたら吹き出すような嘘っぱちまでついてしまう。いったい誰に似たのだろうと思うけれど、他人の気持ちをまったく忖度しないところはきっとオレに似たのだろうなと、父親はまた中2の頃の出来事を思い出した◆そのころ、学校では交換日記というものが流行っていた。くしゃみ事件の後には、担任が交換日記をつけるように求めてきた。しばらく付き合ったけれど、なぜか担任が学校に出てこられなくなって中止になった。交換日記のせいではないと思うけれど、鬱になってしまった。それから少しして、今度はある女の子から交換日記を求められた。ちょっと大人びた子だったので、なぜ自分が選ばれたのかがわからなかった。しばらく続いたある時、日記の中で「学校の中で好きな子はいるの?」と問われた。何も考えずにそのころ思いを寄せていた子を正直に書いたら、日記は戻ってこなかった。なぜだろう。惜しいことをしたと今になって思う。その子も3年になって不登校になってしまった。交換日記のせいではないはずだけれど。
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2015年05月24日

週刊CAMBIO NO.1126

うさとの服展示販売会 5月22日(金)〜25日(月)

おなじみ「うさとの服展示会」が22日から始まります。主催は佐野冨美恵さん。手で紡いて、草木で染めて、一着ずつ手で仕上げた天然素材の手作り服。今回は暑い夏を乗り切るために、風をまとうような心地よくゆったりとした服。昨年から好評の「PRISTINE」は、オーガニックコットンのさらりとした肌触りのインナー。コットンヘンプの寝具、手ぬぐい、富士見町伊藤左衛子さんの木のブローチなどなども一緒にやってきます。お出かけください。
★うさとの服&手仕事いろいろ展 5月22日(金)〜25(月)10:00〜17:00 2階PLAZAにて

諏訪市湖南伊藤農園のトマト「めぐみ」今年もよろしく!
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お待たせのトマトが入荷しました。もっとも生育が進む4月に長雨があり、周辺のトマト農家は打撃を受けたようですが、毎日ハウスにこもってトマトの様子を見ていた伊藤さんの樹は、影響を引きずることなく出荷にたどり着きました。
5月のトマトはフルーツのような味です。まだ朝晩は10℃以下にまで気温が下がり、日中は25℃にもなる日較差のおかげで甘さが乗るのでしょう。果肉の甘さとゼリーの酸味、独特の青臭い香り。おやつ代わりにひとついかがですか? 

Spectator Vol.33 クリエイティブ文章術 952円
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最新号はまたまた刺激的。
「自分自身の体験をひとつの物語として文章に綴るという行為が作家やコピーライターのような特別の才能を持った人だけに許されるものだと、もしキミが考えているのっだとしたら、それは間違いだ。」・・・じぇんじぇんそんなこと思ってません。ただそれに値する体験が乏しいことと、他人が読める文章がいまだ満足に書けないだけです。
「どうせ書くなら読み捨てられる文章ではなく、読み手の心や世に残るストーリーを書こうじゃないかと、いつか物語の書き手となるかもしれないキミに呼びかけたかったのだ。」・・・ややや、アブないアブない。トンビは丸く飛ぶことしかできないんです。
「書くことは宇宙とファックすることだ」・・・うわっ!

★フリペ博覧会延長戦好評開催中★
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岡谷まち歩き古本市の新企画として、全国各地から送っていただいたビジュアルで読み応えのあるフリーペーパーが、CAMBIOの店内で延長戦を開催中。毎日たくさんのフリペが旅立っていますが、すでに品切れも出てきました。お早目にお出かけください。

★遠い旅をした気分になれるフリペとしておすすめは、「Oita Made」大分の特産品の特集、「あおあお」徳島県から、「山形旅手帳」山形県から。「飛騨」高山市飛騨産業から。
★読み物としてのおすすめは「幕があがる」まつもと市民芸術館から。「つなぐ通信」東京から。「BEEK」山梨から。「Blue Star Magazine」山梨から。
★地元紙なら「てくてく」、「スワシュラン」、「下諏訪肉物語」、「FAMIDY」、「写真刊」などなど。

シンプルが美味しい「ハルハナ堂」の食事パン
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最近、「ハルハナ堂」のシンプルな食事パンたちのおいしさを分かってくださる方が増えてきたようで、店主が自宅に持ち帰ることもままならなくなってきました。結構なことですが。

国産の小麦粉と酵母と塩だけで焼いたパンは、切ってないし食べるとパン屑が散らばるし、なかなか便利を求める人には手ごわいパンかもしれません。でもね、焼いた時の香りや食べ応えのある食感に目覚めると、食べやすいパンは頼りなく感じてしまうんですよ。
CAMBIOには日替わりでいろいろなパンが登場しますが、食パンやバタールなどの食事パンで支持されているのはこの「ハルハナ堂」。バターや油脂を使わずシンプルな構成だから食べられる人のすそ野も広い。アレルギーのある人にも人気があります。食パン 377円 全粒食 210円 バタール 292円

研ぎ玄のコラム 切れてこそ NO.322 「キレイ」でこそ (8-3)
 初めて「自分専用の鉋」を手に入れたのは45年前の丁度今時期だった。工房備え付けの道具も一応は有ったけれど、木工を志すからには「自前の道具を、自ら手入れをするのが常識」だから、どうせ買うなら高かめの物を(相場もわきまえず)狙っていたけれど、諸事情から中程度の価格帯の物を二丁購入した。それでも「日給六日分」が鉋に変わってしまったのだから、当時としてはけっして安い買い物では無かった。
 鉋は実に厄介な道具で、実際に削れる状態にするまで(仕立て)には慣れた人でも数時間は掛かってしまう、ましてや勘所を心得ない者が弄ったところで、取り敢えず削り屑が出るだけで「キレイに削れる鉋」に仕立てられるまでには数年が必要になってしまうのが常なのだ。という事で、最近目の前に置かれるようになった木工品も、昔ながらの「手鉋」ではなくて「超仕上げ鉋盤」という一般的には「建具職」が使う機械で仕上げてある。もっとも通常の量産加工ではこの機械は使わずに「ベルトサンダー」という機械で仕上げるのが常だから、小規模な工房で半手加工製造していることは明白だ。この規模の木工屋ならばまだ鉋を使える職人が残っているかもしれないけれど、量産工場では皆無だろう。私の場合は、零細かつ注文品のみの工房を選んだお蔭で鉋は重要な道具だったけれど「生産性の高い木工」には無意味な存在なのだ。で、最初に買った鉋は諸事情に囚われずに買った鉋に駆逐されてしまった。道具の宿命だけれど「対象物があれば、性能が劣る物は使われなくなる」ものだ。あの鉋も「日曜大工レベル」ならば選ばれる存在だったかもしれないけれど、運悪くもう少し高嶺を目指す若者に買われてしまったのが「災難」だったと言えるかもしれない。

CAMBIO店主のコラム 雑言 NO.1126
もう1週だけ古本市の話題にお付き合いいただきたいのでお許しを。片付けが終わった先週の木曜日に、隣の「ワイン食堂」から料理をケータリングしてCAMBIOの2階で打ち上げを挙行した。飲み物は各自持ち込み。飲みたい人はビールやワインを、飲めない人はウーロン茶や緑茶のボトルを持って集まった。第1回の後に近所のレストランで席を設けたが、おひとり様5000円だったので各会場から一人ずつしか出席しなかった。サーブはすべてお任せで片付けもないから楽だったけれど、もっと敷居を低くするために前回からわれらが店の2階で開くことにした。会費は2000円で暖かい料理が5品ほど出るし、食器も提供してくれるから片付けも楽だ。二人で出ても4000円で飲みもの自腹だから夫婦で来てくれたり、若いスタッフが来てくれたりと、賑やかな打ち上げができるようになった◆食べものもひと回りして飲む人は少し顔が赤くなったところで、ひとりひとりに今回の古本市についての感想を述べてもらう。場所が場所ということもあるのだろうけれど、誰もが砕けた感じで話してくれる。前回は参加した古道具屋さんが、一緒に参加した普段は人前でしゃべることがないというお連れ合いが、積極的に話をしたので驚いていた。今回は少し酒食が進んでから話してもらったということもあって、ひとりが話すごとに舌が滑らかになって声も大きくなった人たちが混ぜ返すという具合で、まことに賑やかだった。日付が変わるまでに終わらないんじゃないかと心配する人もいたが、なんとか11時過ぎにはお開きになった◆イベントに打ち上げはつきものだけれど、古本市の打ち上げはただ飲んで騒いでおしまいではなく、今回の反省と次への起動も兼ねている。第2回と第3回に開かなかったのは事務局担当が下戸だということに加えて、まだ先行きが見えていなかったことがあって開くに至らなかった。ところが会場が回を追うごとに増え多様性が増してきたので、打ち合わせのような硬い集まりではない砕けた話し合いの場が必要だ、と思うようになった。「ぶっちゃけた話」ができるともっといい企画ができるんじゃないか、という期待がでてきた。そこで第4回から、なるべく負担が少ない形で、誰でも参加してもらえるようにわれらが店の2階で開いたところ、酔っ払った上での「ぶっちゃけた話」ではない、素面での「もっとこうできたらいいね」という話が聞けるようになり、それが次の古本市を始動するための大きなエネルギーになった◆どうやらこの古本市は、参加する人が気軽に話せる雰囲気ができてきたようだ。これは大事にしなくてはならない。事務局としてひたすら心がけてきたことは、参加の回数や売り上げの高で階層を作らないこと、事務局や個人が勝手に物事を決めないことだった。事務局とは実行委員会の中で責任を負う立場であるけれど、同時に最も汗をかくことを厭わない立場でなくてはならないと思ってきた。それは自分たちのためのイベントに終わらせないためであり、会場として参加してくれる人たちが楽しめる企画を立てなければならないと思うからだったのだけれど、結果として参加する人たちが話しやすい雰囲気を作ることに寄与したのかもしれない◆と、古本市の良いことばかりを列挙してきたけれど、こんな良い話ばかりが続くと思ってはいない。続けていくためにはさらなる労力を注がなくてはならないし、不本意な現実を乗り越えなくてはならない。かつて、山岳部や同業者の集まりで手痛い失敗を犯してきただけに、話し易い場とは何かをきっかけに簡単に急変したり暗転する危険もはらんでいることを知っている。歳を重ねたおかげで、少しは経験が生かされているのが今の状態。話し易い場を維持するためには、事務局がいかに他人の話を柔軟に聞けるかにかかっているだろう。さて、できるかな?
    
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2015年05月17日

週刊CAMBIO NO.1125

うさとの服展示販売会 5月22日(金)〜25日(月)
おなじみ「うさとの服展示会」が22日から始まります。主催は佐野冨美恵さん。さすがに個性の強い服でもうまく着こなしていますね。手で紡いて、草木で染めて、一着ずつ手で仕上げた天然素材の手作り服。今回は暑い夏を乗り切るために、風をまとうような心地よくゆったりとした服。
昨年から好評のオーガニックコットン「PRISTINE」、コットンヘンプの寝具、手ぬぐい、富士見町伊藤左衛子さんの木のブローチなどなども一緒にやってきます。お出かけください。
★うさとの服&手仕事いろいろ展 5月22日(金)〜25(月)10:00〜17:00 2階PLAZAにて
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★フリーペーパー博覧会延長戦が開幕
岡谷まち歩き古本市の新企画として行った「フリーペーパー博覧会」は、大変好評でした。会場に設置したノートにも「作ってる人のいろんなムフフやニコニコ、ルンルンが見えて楽しかった」とか、「短時間で旅に出かけた気持ちになりました」という書き込みがたくさん。
そこで、多少残ったフリーペーパーをCAMBIOに移動させて、延長戦をすることになりました。せっかくいただいたものですから1部たりとも無駄にせず、読んでくださる人に手渡そうと思います。店内の色々な場所に分散してフリーペーパーを配置しました。ぜひご覧になってお持ち帰りください。
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原村産のお米で作った美味しい「こめぼう」 362円
作ったのは元宮坂さんの皆川豆っ娘。原村産の米粉を使ってお菓子を作りたいと、富士見の「みれっとファーム」に話を持ち込んで、できあがったのがこちら。米のスティック状おやつ。米粉は小麦粉と違って膨らみにくいので、どう作っても固くなる。それ小麦粉を使った固いお菓子を作る「みれっとファーム」に依頼したのだから、なおさら固い。でもね、その固さがまたおいしいってこともあるわけですよ。
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両方から話を聞いていたので、どんなものができるか楽しみだったけれど、美味しいものができましたね。強面のみれっとの親方があきれるほど、豆っ娘は相当しぶとくダメ出しを続けたらしい。口に刺さってけがをするようなものから始まって、ちゃんとコメの味が活きた美味しいお菓子になったのだから、お互いの努力は報われたってこと。初回20袋はあっという間に売り切れ。また20袋もらってきました。お試しください。動物性は全く使ってないから、誰でも食べられる美味しい「こめぼう」362円。

飯田市吉沢さんの野菜苗 ドドンと入荷 1本150円
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古本市が終わって、休日は畑回りの日々。昨日は飯田の吉沢家へ。春植え野菜の育ち具合を見て、冬越しの玉ねぎが育ちを確かめ、今年の営農計画を聞いて、残った苗を店で売るために引き取るという恒例行事。「何言ってんだ、ワラビ摘みに来たくせに」と写真の人は言ってますが、違うって。ついでにワラビも摘んでるんだってば。
引き取ってきた野菜苗はトマト(麗夏)が50本、ズッキーニ(ゼルダネロ)が40本、ピーマン(京みどり)が30本。「伊那谷有機農家のパイオニア」と呼ばれるようになった吉沢よっちゃんが、自分の畑に植えるために育てたしっかり苗です。
1本150円 3本420円。

研ぎ玄のコラム 切れてこそ NO.321 「キレイ」でこそ (8−2)
 木工用のカンナと鰹節削りは基本的に同じ造りだけれど、木工用は大概お断りしている。それ以外にも彫刻刀やノミも滅多なことでは受け付けない。どちらも研げないからお断りしている訳では無くて「木を削る」ならば「先ず刃物を研ぐ」のが基本姿勢だからなのだ。要するに木工用の刃物が研げない者に、刃物で木を削る資格は無いのだ。それでも木を手加工したければ「ヤスリ」なり「電動サンダー」を用いれば良い。一般の木工所だって「カンナ」で削っている所などほとんど無いのだから・・・。
 「研ぎ玄」以前に努めていた木工所も「カンナ」といえば「機械カンナ」を指していて、昔ながらの物は一部の職人だけが極限られた状況でしか使わない「時代遅れの道具」だった。けれども「木」を学ぶためには「昔ながらの道具を通して伝わる感覚」が何より必要なのだ。確かに幅広の板などは「ワイド・ベルトサンダー」で削れば個人差は殆ど生じない。むしろ、五年程度の経験者よりも間違いなく仕上がりがキレイだし、比べるのがバカバカしくなるくらい短時間で仕上がってしまう。ということで、家具などの木工品は「単一化(多品種まがいの)」と共に「低価格」が進行している。その分「特注」した木工品の良し悪しが原材料の「希少性」におんぶするようになってしまった。本来、自然素材に合わせた加工や仕上げができるところに「手加工」の有利性がある事を知りつつ人を育ててこなかった社会は「木」の多様性まで殺してしまった。「木」だけが唯一の素材だったころは、同属でも「白樫と赤樫」「柿と黒柿」の様に使われ方に明瞭な区別がされていたし、それぞれの「産地」や「年輪の間隔」「木理」「重さ及び硬さ」等でも作り手は木を見分ける判断材料にしていた。

CAMBIO店主のコラム 雑言 NO.1125
おかげさまをもちまして、店主が精力を注ぎ込んだ古本市が無事終わりました。ご来場くださったみなさま、出店してくださったみなさま、運営にご協力くださったみなさま、ありがとうございました。心から御礼申し上げます◆普段から何事も独断専行で物事を進めている身にとって、各会場の主と出店者有志で構成する実行委員会で物事を決め、それぞれが足並みをそろえてイベントを進めるというのは、とても刺激に満ちたことだ。でも、普段の独断専行の癖が古本市でも抜けず、自分で決めたことは何でも自分でやりきろうとしてしまう。事務局という立場上、すべてに関して責任があるという意識がそうさせるのだけれど、時には肉体の限界を超えて意識が働いてしまうことがある。過去のイベントでは本番に寝込んでしまったこともあるので、今回も慎重に自分のカラダと相談しながら動いた。もう還暦が2年後に控えているカラダだというのに、オツムは30代の頃からあまり進歩していないのだから、そのミスマッチは著しいし見苦しいし滑稽ですらある◆この古本市のようにオープンな会場でのイベントは、その成否を計ることが難しい。会場への来場者もセンサー付カウンターでもなければ正確には分からないし、古本の販売額だけでも表しきれない。まち歩きオリエンテーリングの商品授与数は参加した人のすべてではないし、古本の出品数だってアバウトな感覚の数字だ。さらに会場が9つもあると、来場者が多かったと感じる会場があれば、もっとたくさん来ると思っていた会場もある。古本市を一大イベントととらえている会場があれば、連休中にたくさんあるイベントのひとつという位置づけの会場もある◆だから、今回の古本市が成功だったか失敗だったかを話し合っても、たぶん結論は出ないだろう。それ以前にそんな結論を求めることもないはずだ。何かの目標を立てて運営しているわけではないし、それぞれが楽しむこともまた古本市の趣旨なのだから、大きな決定的な失敗がない限りは成功と言える。でも、お客さんをお招きする催しである以上は何かしらの尺度を持たなくてはならないし、次へのステップとして今回の結果を生かさなくてはならない。はっきりした数字として表せるのは、やはり古本の売上高ということになるのだろうか。そうだとすれば、今回も悪くはなかった◆古本市の運営から一歩離れて、古本市がわれらの店へもたらす効果というものを考えてみる。期間中、毎日ふだんに比べて数倍のお客様が店にお越しになった。古本市がなければゴールデンウィークは閑古鳥の毎日だから、大変な集客効果だ。だからと言って、売り上げはそう増えるものではない。それよりも何よりも、店に入っていただけるきっかけになることが大きい。よく前を車で通りがかるけれどなかなか入るには至らずに何年も・・・という方がいらしたことで、いかに怪しい入りにくい店であると思われているかが良く分った。古本市はセールのようにたくさん物を買っていただくチャンスとしてではなく、CAMBIOという店に一歩入っていただくチャンスなのだ◆それをしぶとく続けることで、街の中になくてはならない存在となりたい。CAMBIOでなくては手に入らない食べものをそろえることも店の役目だけれど、他所でも売っているものでもCAMBIOで買おうと思っていただけるような存在になりたい。そう思い、身を粉にしている次第です。

伊那のアカマツで作ったKEES 本棚を展示中
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信州のあちこちで見られるアカマツ林。赤茶色の幹がするすると伸びて、はるか上に樹冠が乗っている姿。実はこれ、密植で木が無理をしている姿なのです。そのアカマツ林もきちんと間伐をして、大きく育ててあげよう。そのためには間伐したアカマツの材を利用して、ちゃんと価値があることを認めてお金を循環させないと続かない。こうして始まったのが「KEES」。伊那市の郊外で育ったアカマツの間伐材を、ブロックのようにしていろいろな用途に使おうという試み。本棚に、花壇に、テーブルにと、子供たちが遊びに使うブロックの感覚でいろいろなものが作れます。
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