2015年04月19日

週刊CAMBIO NO.1122

第5回岡谷まち歩き古本市まであと2週間

上田まで古本市のチラシ配りと、ヴァリューブックスさんから提供していただく本を引き取りに。行きの和田峠では雪に降られて、ノーマルタイヤで真っ白な道を下るというおまけつき。
写真は、古本市でCAMBIOの2階に出店してくれるNABOの池上さん。前回まではmountain bookcaseで石垣さんと組んで出店していましたが、今回よりNABOとして出店。NABOはかつてHalutaとして賑わっていた店をブックカフェに改装したヴァリューブックスのお店。ご覧の通りの品ぞろえで、あっという間に半日ぐらいを過ごしてしまいそうな、本好きにはたまらないお店です。岡谷から1時間余り。古い建物がたくさん残っている上田の街も魅力です。
チラシまきはその後、やはりCAMBIOの2階に出店する「ことば屋」、パン屋の「ルヴァン」と回り、帰りはビビッて高速で姨捨山を回って帰ってきました。古本市まであと2週間。

古本市に食べもの系出店者がいろいろ 

29日(水祝)から始まる、第5回岡谷まち歩き古本市。古本の出店者がたくさん2階PLAZAに古本を並べ、CAMBIOの店頭にはいろいろな食べもの系出店者もやってきます。出店日順に少しずつご紹介していきましょう。
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オープニングの29日には、お馴染み「モリノコーヒー」の移動カフェ。CAMBIOで販売中の煎りたて豆をその場で挽いて、エスプレッソを淹れます。いつも会期中は出店してくれるモリノコーヒーは、間もなく自前の店をオープンさせるため準備が忙しく、今回は29日のみ。
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同じく29日には、地元岡谷の味噌蔵「喜多屋醸造店」の佐々木愛さんが、味噌料理をふるまってくれます。味噌ソムリエであり、諏訪観光大使でもある愛さんが、あふれる笑顔で味噌のおいしさを引き立てる料理をふるまってくれます。2日(土)にも。
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30日(木)と5月1日(金)は、富士見町の食べるスープ屋「マ。スープ フランス スープカフェ」が初登場。フランス風スープとパンの店。野菜の味を存分に生かしたスープと、カリッとしたパンの組み合わせが最高。これは楽しみですね!続きはまた来週。
   
★もう少しCAMBIOを知っていただくために 10
92年に開店して8年。2000年の春に店を全面改装することにしました。店舗面積6坪ではどうにも限界を感じていましたし、現実に売り上げも頭打ちの状態でした。前に進むためには何か手を打たなくてはならない。そこで、とりあえず今の店を目いっぱい広げることにしたのです。
壁の向こうにあった保冷庫とバックヤードをなくし、ぎりぎりまで店を広げました。保冷庫は外に出し、バックヤードはなくなり、冷蔵庫の裏側に机一台分の事務スペースだけ。店の中にプライベートなスペースは一切なくしました。事務机から店内は直接見えないので、天井の隅に鏡をつけてお客さんの動きをみながら、事務をしたり食事をしたりの毎日。野菜の手入れは外で行い、冬は売り台の上。店の棚は増え、店の配置はすっきりとまとまりましたが、前のごちゃごちゃした店の方が良かった、という声をずいぶんいただきました。
その時ベストな方法を尽くしたつもりだったのですが、いま思えばまだ見えていないところが多く、結果的にあまり効果をもたらしたとは言えない改装でした。自分のタコツボから見たベストは、世の中の動きを見通せたベストではなかったのです。販売チャンネルは店からネットにトレンドが移行しつつあり、岡谷の街中でも人の流れは、一本東の道路に移行しつつあったのです。
店の改装から少し時間が戻りますが、93年の暮れに4人目の次女が生まれ、おまけに一緒に店をやろうとしていたスタッフも胃潰瘍で入院し、家族労働の店はてんやわんやの状態になりました。仲間の店からスタッフを派遣してもらったりしてなんとか切り抜けたものの、店主が配達に出るときは0歳児を店で寝かしつけながらカミさんが店番をしました。おっぱいを与えながら電話で注文を受けたり、赤ん坊が吸いついたままお客さんのレジを打ったり。店主が0歳児をおぶって配達に出たこともありましたが、途中で泣かれて困り果てました。
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CAMBIOの休日は生産者の畑に行くことが多く、子供たちを連れてピクニック気分であちこちの生産者を訪ねていました。写真は松川町・水野さんの梨畑で花付けをする店主。梨の花には蜂がやってこないので、人工的に花粉をつけて受粉させる作業。ゴールデンウィークより少し前の好天の日は、梨の花が一斉に咲くので、応援と称して梨畑で遊ばせてもらっていました。そのおかげで梨やりんごが花から実をつけ稔るまでの過程を知ることもできました。
休日とはいえ、遊び半分とはいえ、畑に行って見て聞いて触ることは、店で売る野菜や果物を理解する良い機会だったのです。

4/29(水祝)・30(木)は売り尽くし大感謝セール
創業23周年 決算売り尽くし大感謝セール。なんだかんだとおかげさまで23周年を迎えました。毎年恒例の4月連休の売り尽くしセールです。今年は古本市会期と重ねての開催。商品は豊富に在庫がありますが、売り切れの際はどうぞご容赦くださいませ。

研ぎ玄のコラム 切れてこそ NO.318 「キレイ」でこそ (6)
 「化粧品」なるものの定義や効能に関して全く知識が無いけれど、健康に関する知識からすれば「化粧」はキレイに落とすべきものらしい。となると「洗顔」が重要になるので、健康番組では「十分に泡立てた石鹸で優しく洗う」事を推奨している。実はこの洗い方「水虫予防の足洗方」と同様なのだけれど・・・。皮膚に付いた「油性の汚れ」は泡立てた石鹸で優しく「そーっと」洗えばキレイに落ちるものらしい。理想的には「手が直接顔の皮膚に触れないのが望ましい」とのことだ。けれど「ゴシゴシ洗い」や界面活性剤で皮膚を傷つけつつも、更なる「厚塗りメイク」にはまっていく気持ちもわからなくもない。けれど厚く塗れば塗るほど、メイク時や洗顔時にも力がこもり、肌へのストレスは計り知れないものになってしまうから注意が必要だ。
自動車や自転車の操作で一番難しいのは「止まり方」だと思っている。なぜかと言えば、状況が変わればブレーキの方法もかわるからだ。車は停止時に僅かにブレーキをゆるめなければ「カックン、ブレーキ」になるし、急ブレーキは目いっぱいの力で踏まなくては効果が望めない。そのほかの場面でも状況に合わせたブレーキングが要求されるから「常に同じ動作」とはいかない。自転車に至っては、ブレーキは前後別々の利き方をするから更に複雑な操作をしなければならない。もっとも、ただ何となくブレーキをかけていても運転免許をはく奪されるようなことは無いし、常に事故を起こすわけでもないから、無頓着な人は多いものだ。「車両を運転するならば、止まり方。メイクをするならば落とし方」が基本のテクニックだと理解できる人が増えれば、それ以上に「訳の分からない行動をする人達」の数が少なくなることだろう。

CAMBIO店主のコラム 雑言 NO.1122
ぼやぼやしているうちに第5回の古本市まであと2週間になってしまった。ヤバイヤバイ、まだ準備が進んでいない企画もあるというのに、カレンダーだけがどんどん進んでいく。毎朝日めくりカレンダーをちぎるたびにあせりを感じる。うまく物事が進まないときはどこかに流れをせき止めているものがあるので、それを見つけて壊してやるのが一番だ。企画が進まない原因は何かと、一歩自分を離れて考えたら、何のことはない自分一人で抱え込んで唸っていることが悪いことに気が付いた。そこで、助けてくれえ〜!とHELPを出して進んでいない事情を吐露すると、ずいぶん楽になって進みそうな気配が見えてきた◆この古本市は、多彩な会場と多才なメンバーが関わっていることが特徴なので、全体に関係することを一人の頭でこねくり回して考えているより、オープンにすればいろいろな経験とスキルを持つ人の意見を聞くことができる。所属が違う人たちがその時に応じて片足だけを載せて進める実行委員会は、ものの見方が違う人たちが集まったノウハウの坩堝のようで面白い。いつも一人で完結する仕事ばかりしていると、勉強になることばかりだ。まとめるのは大変だけど◆今回の古本市では「路上観察学会」という大きなイベントを仕掛けることになった。街の中でカメラを持って歩き、面白い建物や珍しい看板などの建築物や風景を見つけてカメラに収め、その成り立ちや経緯を推測したりして楽しむのが「路上観察」。それを最初から仕掛けてコーディネートしてきたお二人を招いて、岡谷でやってみようというもの。普段の生活では気づかない街の魅力や風景が、50人の参加者の目で再発見される!という期待。30年も前から本や雑誌で取り上げられてきたので、これはきっとたくさんの人が集まるはずという設定で企画した。ところが、記者さんを相手にしたプレス発表では記者の誰もが「???」という顔つき。しまった、古本市を企画するような自分たちの感覚では早くから「路上観察学会」の存在や面白さを知っていたが、一般のまじめな方々にとっては「???」の世界なのだ、と今更ながら気が付いた◆そこで、急きょ広報の方法やアンテナと周波数を変えることにした。どんな人たちが興味を持ってくれるのか、その人たちはどこにいてどんなソースから情報を得ているか、イベント企画や広告業であればまず先に考えることを慌てて考えることになった。建築士、デザイナー、美術系学生、と対象を挙げていき、ピンポイントで個別に企画を広げていくことになった。その中で、地元の高校生たちに参加してもらえるように学生枠を作ろう、という話が出てきた。ちょうどその直前にある高校の校長先生が(この人もほかの企画で古本市にかかわってくれている)、生徒に配るためにチラシを持って行ってくれた。街の魅力を探る企画に高校生が参加するのは、街の将来にとって希望が湧いてくることなので、すぐに具体化させた。高校生、大学生などは半額。しかも古本市各会場で使える500円のサービス券も付けちゃう。ぜひご参加くだされ◆CAMBIO独自の企画も進みつつあり、ってもう決まっていなくちゃならないのに、まだ詰め切れてない部分もあって流動的。古本市に加えてかなり多彩な食べもの系、雑貨系の出店者をお招きした。毎回おいしいエスプレッソを淹れてくれた「モリノコーヒー」は、自前の店が5月にオープンするため準備で忙しくて29日のみの出店。そこで富士見の森の中でコーヒーを焙煎している「テーブルランド珈琲工房」の中原さんにお願いして4日に出店。やはり富士見町からは、フランス人の奥さんと二人で移動スープカフェを営む「マ。スープ」が30日と1日に、伊那市長谷の「野のもの」の高キビハンバーガーを販売(3,4日)、喜多屋醸造店の看板娘で諏訪観光特使の佐々木愛さんが味噌料理の振る舞いに(29日・3日)、今は店舗を構えていない若い蕎麦屋、「彩春(つくし」が店頭で生そばを販売(5日)、駒ケ根の「土ころ」がパンの販売に(6日)、まだまだ増える可能性あり。
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2015年04月12日

週刊CAMBIO NO.1121

香りが良いので人気です これはうまい麦茶
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お弁当を持って仕事に行くという経験がなかったので、あまりお勧めのフレーズに使わなかったのですが、麦茶は夏も冬もお弁当と一緒にポットに入れて持って行くのにピッタリなのだそうです。味が変りにくいから? 安価だから? いや、香りが良いからなんだそうです。
だからCAMBIOではこの麦茶が一年中よく売れます。香りがいのちの麦茶の中でも、抜群に香りが良いので。ティーサーバーや土瓶に粒を入れて熱湯を差すだけで、九州産二条大麦をきちんと三度も焙煎した麦茶は美味しい香りを立ててくれます。
さて、これからは麦茶の季節。冷蔵庫の常備品として作り置きするには水出しでもおいしいティーバッグが人気です。実は、冬もティーバッグがほしい! とたくさんのご希望をいただいていました。来冬は通年で置けるように在庫することにしましょう。
ティーバッグ36袋543円   粒バラ300g236円 

ほっこりとした土の香り 穀物コーヒー
コーヒーという名が付いているのでかつては間違える方もいましたが、最近はすっかり定着した穀物コーヒー。タンポポコーヒーに至っては、タンポポティーという名で売られているものもあるので余計混乱しますね。先日も「たんぽぽティーがあると聞いて来たのに、タンポポコーヒーしかないのですか?」ということがありました。よーするに、どれもノンカフェインでカラダを温める陽性の飲み物で、どれもコーヒーのように紅茶のように飲めますよ、ってことです。
写真のふたつはどちらも大麦やライ麦を焙煎したポーランド製。かの地では100年も前からコーヒーの代用品として飲まれてきたそうです。ほっこりとした土の香りのような、ちょっと濃いめに入れるとホントにコーヒーのような香りの飲み物。お湯を注ぐだけで飲めるところも簡単で良いですね。
穀物コーヒーインカ 150g900円 
有機ハーブコーヒー・たんぽぽ 50g 625円


★もう少しCAMBIOを知っていただくために 9
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改装前の田中町踏切前店舗を、道路から見るとこんな感じでした。道路に面した駐車スペースにどんどん野菜置き場が進出し、店の半分が露店の状態。陽の入り方からして、写真を撮ったのはおそらく午前中でしょう。これが午後になると・・・。
そもそも八百屋は北向きの店が良いとされています。太陽光に当って喜ぶ野菜はないですし、暑くなって日持ちが伸びる食べものってのもありませんし。その点、この踏切前は最悪の南西向きでした。燦々と輝く陽光が野菜を照らし、冬は北風が、夏は南風が容赦なく野菜を撫でていきます。はっきり言って最悪のロケーション。白菜をまとめて買って行くお客さんから「おたくの白菜はよく干してあるからすぐに漬けられてとても良いのよ」、と大変うれしい後世に語り継げるお褒めの言葉を頂いたことは忘れることができません。
はじめの数年は葭簀をかけてしのいでいましたが、陽を遮る一方で道路からは何も見えなくなってしまう。ただでも怪しいと思われていた店がさらに危なく思えてしまうので、大枚をはたいてオーニングテントを取り付けました。支柱がない巻取り型の日よけテント。これでだいぶ見かけは良くなったのですが、テントが風にあおられて破損すること2回。このオーニングは現在の店でも使っていますが、おかげでメーカーもだいぶ補強対策の勉強ができたことでしょう。
あまりの狭さと野菜の痛みに音を上げて、開店から8年目でようやく改装して店を広げることになりました。

安曇野「おひさまキッチンの食卓」カラフルな料理本
「ひさまキッチンの食卓 安曇野の四季を感じて」という本を持って、後藤和美さんが息子さんと一緒にお越しになりました。安曇野市三郷でパンと料理とお菓子の教室「おひさまキッチン」をなさっています。このほどカラフルな本を出版されたので、さっそくCAMBIOの本棚にも置かせていただくことになりました。
この本がまたカラフルで写真が美しく、きっと多くの方が手に取って下さることと思います。写真の目線と内容がぴったりなのは、すべてご自分で撮ったものだから。料理の内容も八百屋がおススメしたい野菜が中心の料理。おススメの一冊です。1200円(税別)

古本市イベント 路上観察学会に学生枠を新設

5月3・4・5日に開催される「路上観察学会」に、新たに高校生、大学生(短大・専門学校を含む)の枠を新設しました。積極的に参加してほしいけれど、2000円という参加費は学生にはちょっと高いので、大盤振る舞いして半額の1000円! 会場で使える500円のサービス券もお付けします。10名限定。ただし、交流パーティは割引できません。ごめんね。
諏訪・岡谷地区の高校生、県内の大学生の皆さん、ぜひふるってご参加ください。10名を超えると抽選になります。応募は往復はがきで4月20日必着。詳しくはお問い合わせください。
世界一楽しそうな滑り台

研ぎ玄のコラム 切れてこそ NO.317 「キレイ」でこそ (5)
 テレビニュースで、新入社員に「切り出し小刀」で鉛筆を削らせている場面が映し出されていた。筆記用具会社の話題作りだから、切れない刃物で鉛筆を削らされ、恥をさらさなければならない新入りは可哀想だと思った。まあ、会社の構成員になったら、もっともっと恥をかくのだからこの程度の事でめげていたら会社努めはできないけれど、こういう安易な発想が「会社のイメージを損なう」なんて企画した人たちは思わないものだ。けれど、そんな会社にも「鉛筆は正しくキレイに削って欲しい」と思っている製造担当者達がいるからこそ、製品の品質が保たれているのだろう。
 「ささがき牛蒡は鉛筆を削るように、云々」という説明を目にしたことがある。遠い昔に読んだ料理本かテレビ番組にあった表現だけれど、その当時から鉛筆は「鉛筆削り」で削るのが一般的だったから、適切な表現ではない上に大きな間違いを犯していると思った。切り出し等の刃物で鉛筆を削る場合は、刃物は固定したまま鉛筆を動かし、ささがきは牛蒡を回転させつつ包丁で「そぎ切り」にするからだ。牛蒡は手で持っていてもいいし、まな板の上に置いて掌で回転させてもいい。まな板上を転がせば数本同時に削れるから、大量に作るならばこちらが有効だ。まあ、どちらにしても鉛筆を削る行為とは全く違う。というのは、一般的というか常識的な意見だけれど、刃物に長けた人は、ささがきのように鉛筆を削れるし、その反対も可能だ。誰かが決めた「〜でなければ」は参考にはなるけれど、それが「完璧な正解」ではない。包丁なんかよりは「ピーラー」や「スライサー」で調理し、「電動鉛筆削り」を堂々と使えば良い。表面的な「出来栄え・作業性・安全性」を求めるのならばそれで十分だ。

CAMBIO店主のコラム 雑言 NO.1121
その昔、学生の特権のひとつにヒマを持て余すことがあった。それはおまえが文系のアホ学生だったからだ、と指摘されれば反論するつもりはない。忙しく学生時代を過ごした人にはわからないかも知れないが、ヒマとは結構有用な時間の過ごし方だった。何もすることがないから寝ていることも多かったが、寝すぎて頭が痛くなって起きてもまだやることがない。すると、空っぽな頭でいろいろなことを考えるし、仕方がなく本を読む。時間をたっぷりかけて鈍行で旅もできるし、その風景を見ながらまたいろいろなことを感じる。一見、無為な過ごし方に思えるようでも、ヒマな時間で考えたこと、読んだ本、見て感じた風景は、からっぽな頭の中に刻まれ、発酵し、熟成する。そして数十年後になって、きちんと役に立つものなのだ◆最近の学生はみんなスマホを持っているから、あまりヒマだと感じることがないらしい。スマホさえ持っていれば世界中の出来事を見ることができるし、友達と会話もできるし、いつでもゲームが遊び相手になってくれる。相変わらず忙しいことはないはずだけれど、あまりに身の回りに情報があふれていて、ヒマだと感じるヒマがないのかもしれない。良いんだか、悪いんだか◆学生に限らず、私たちもスマホやケータイのおかげで日常的に「待つ」という時間の過ごし方が少なくなった。街中で待ち合わせする時に遅れたってすぐに連絡ができるから、予定の変更がすぐにできる。たとえ30分遅れたって、連絡さえできればそれは待たせることではなくて、予定を30分遅らせることにできる。多少時間にルーズであっても、相手が了解すれば平気で待たせることができるようになった。授業の開始時間はそうはいかないけれど◆相手と連絡し合う方法がない時代の待ち合わせは、場合によっては相手の人柄を推し測れるものだった。時間を守れる人か、守れる時間を前提に約束をする人か、人を平気で待たせる神経の人か、と。地下鉄の駅で待ち合わせることが多かったわれらが夫婦の結婚前にも、ずいぶんと待たせる人がいた。待つ側が寛大だったからか、寛大にさせられたのかよくわからないけれど、とにかく延々と待つ時間を過した。そのおかげで、ずいぶんと待つことを楽しむことができるようにもなった(ということにしておく)◆世の中が便利になって待つ時間が少なくなっていく中でも、相変わらずひたすら待たなくてはならないことがある。それは子育て。できなかったことができるようになる。乗り越えられなかったことを乗り越えられるようになるのを待つ。分かっていてもできなかったのだが、もうこれで終わりという時になってようやく少しだけ分かってきた。できるようにしてあげるのが親の仕事のように思えるけれど、実際はできるようになるのをひたすら待ち続けるのが親の仕事なのだ。昔たくさん待たされたおかげで待つことに寛大になったけれど、最後にまたたっぷりと待たされてそう悟るに至った。待つことは人を成長させるのだ◆高校を卒業してから3年の紆余曲折を経た娘が入学式を迎え、われらの子育ては最終段階を迎えた。相変わらず十分な仕送りはしてやれないが、自分で不足を補うことも成長のひとつなのだと思ってほしい。何ごとにも人任せで時間に遅れることが多いヤツだから、学校のスタートにも遅れないようにと釘をさすと、「最初から遅刻しそうになったけれど、思えば私は3年も遅刻をしているのだった」と返してきた。少し自分を客観的に見ることができるようになってきたのかもしれない
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2015年04月01日

週刊CAMBIO NO.1120

川又さんの干し芋 まだまだあります 100g 270円〜

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早くも4月。春たけなわとなります。いつもであればそろそろ干し芋終了のお知らせを差し上げるところですが、今年はしっかりと在庫があります。春になっても傷みが出ないよう、密閉性の高い袋に脱酸素剤を入れたパッケージにしたおかげで、まだしばらく販売継続です。このところ「もう終わっちゃった? まだある?」というお問い合わせが相次いでいますが、ご安心ください。
ご覧のように多少粉が吹いてきました。糖分が乾燥してくると粉が吹きます。甘い証拠ですが、少し硬くなりはじめのサイン。でも、真っ白に粉が吹いた干し芋より、数段柔らかいのがこの川又さんの干し芋の特長。今年はまだまだこの天然の甘さが楽しめます。
★100g270円  300g740円  500g1140円

祝島ひじき 入荷しましたが数が不足がちです

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季節もので入荷が待ち遠しく、まだかまだかと催促を頂くものがいくつかありますが、この祝島ひじきもそのひとつです。そう、ひじきってのは季節ものなんですよ。一年中乾燥させたひじきは出回っていますが、美味しいひじきは「寒ひじき」と言われる1月から4月に摘み取ったもの。磯で摘み取ったひじきをすぐに薪で焚いた大釜で炊き、3〜4日ほど天日で干します。柔らかくて味の濃い時期の若芽だけを摘むので、香りも良く、サラダにもおススメ。   65g 600円
祝島って・・・あの祝島です。山口県周防灘に浮かぶ小さな島。対岸に計画されている原発の反対運動から生まれてきたひじきの流通ですが、最近はすっかり人気になって十分な量が入荷しません。お一人様1袋までの制限をかける場合がありますが、嚙みついたりしないでください。お許しを・・・。

★もう少しCAMBIOを知っていただくために 8
16年前の野菜売り場の絵。最初の年は、夏休みを過ぎたらぱったりとお客さんが少なくなって焦りましたが、数年が過ぎると、その構造もわかってきました。秋になると巷に野菜があふれているのです。写真は2月の売り場なので葉物が豊富ですね。地元信州で野菜が収穫できない真冬は、野菜がよく売れました。逆に野菜が何でも庭先で育つ夏から秋にかけては、全然お呼びでないことは今も変わりがありません。
値札をよく見ると、ピンクか青の丸いシールが貼ってあります。これはポラン広場の有機農業基準に基づいた表示で、まだJASの有機認証が始まる前でしたので、同業者グループの自主基準で有機農産物の表示をしていました。農水省の有機認証検討委員会も動き出していましたので、グループから代表を送り出して意見を述べる一方、推移を見守っていました。
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JAS有機は結果として、お役所の得意技である両方の意見を足して二で割るものになるのですが、もともと有機農業を基準として、その生産物を販売するという私たちの仕事にとって、あまりメリットを生じるものにはなりませんでした。店頭に並ぶ野菜にJASのマークがつくことは、自分たちの目指していることが公的に認められるわけですから、胸を張って売ることができるようになりました。でも、有機野菜を売るためにマークをつけることで有機農業が理解されるとは限らない、という現実に直面することになっていくのです。

岡谷まち歩き古本市主催で路上観察学会を開催

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第5回岡谷まち歩き古本市が企画するイベントです。岡谷の街を歩きながら「おや?」と感じる風景や建物、看板を写真に撮り、講師の講評を受けながらみんなで楽しむ、というイベント。
例えば、タイトルの写真にあるトンネル。なぜこんなトンネルがあるんでしょう? 昔はこの一帯が山だった? このトンネルの上にどうしても壊すことができない大事なものがあった? 戦争中にこのトンネルの中に列車が隠れた? などなど、一枚の写真を見ながらいろいろな経緯や、街の変遷をたどる想像が膨らみます。

おもしろい!これって、街の再発見になる! ぜひご参加ください。お申し込みは往復はがきで。応募が多数の場合は抽選になります。詳しくは「路上観察学会募集要項」をご覧ください。

喜多屋の仕込み味噌 きりっとした岡谷の味  

仕込み味噌の季節です。今季は岡谷の老舗「喜多屋醸造店」の仕込み味噌もご紹介しましょう。色の白いきりっとした味わいが特徴の喜多屋の「手造り味噌・白」と同じ仕込み方。国産の大豆と米、長崎産の塩で仕込んだ10割味噌です。どのタイプも届いたままで寝かせていただける「詰替え不要」。ご注文から2週間ほどでお届けできます。かつて味噌の製造量日本一を誇った岡谷が誇る自慢の味噌をご自宅で寝かせて、手前味噌風にしてみませんか。
○無添加国産10割こうじ仕込み味噌 段ボール10s 5000円 プラ樽入10s 5500円
                     段ボール20s 9800円 プラ樽入20s 10500円


研ぎ玄のコラム 切れてこそ NO.316 「キレイ」でこそ (4-2)
 新しい(自分にとって)歩き方に変えて日が浅いので、どういう結果が待ち受けているのかわからないけれど、疲労する筋肉は明らかに変わった。以前はつま先で体を押し出すように歩いていたから、脛(すね)の筋肉が疲れ、今は腿(もも)の後ろ側の大きな筋肉で押し出すようになったから、特別疲れるところはなくなった。何といっても人間の後ろ側の筋肉は強力なのだ。ただ、以前とは全く違う歩き方なので、頭は常に混乱したままだし、履物に関しても多少手を入れる必要が出てきてしまった。
 歩き方を変える前から足は石鹸で手洗いしているので、踵(かかと)の角化が減っている事には気付いていた。最近になって踝(くるぶし)の甲側(名称はわからないけれど、正座をすると皮が厚くなるところ)も、気がつけばキレイになってきた。思い起こせば十年くらい前までは、踵とこの部分は「軽石」のお世話になっていたのに、いつの日からか必要がなくなり、いつのまにか浴室から軽石が消えてしまった。その主な要因は「自転車に乗る機会が増えた」ことで、それ以前と以後で他の生活に変化がないことからも明白だと思っている。具体的に言えば自転車で「体幹の筋肉が鍛えられた(正しく乗れば、自動的に鍛えられる)」ということに尽きるということになる。実は、我が家の同居人も別の方法で体幹を鍛え「魚の目、タコ」から解放されつつある。メカニズムはわからないけれど「立ち方、歩き方の良し悪しが足の裏に表れる」のは納得できる現象だ。逆に言えば、普通に生活する程度の歩き方で「足の裏が角化する」ようであれば、歩き方を変えるべきだと思う。歩くと「膝や腰が痛い」「タコや魚の目が出来る」は対症療法を繰り返しても根本的な解決にはならないのです。

CAMBIO店主のコラム 雑言 NO.1120
我が家のテレビはSONYの91年製。24歳の今も現役で使われているけれど、どうも最近プッツンがひどくなってきた。いい加減に買い換えたらいいのに!と家族は思っているのだろうけれど、テレビ嫌いのインゴー親父にまだその気はない◆仕事を終えて家に帰りつくと、テレビが点いている。今の家族構成はひとりを除いて全員が女だから、テレビ番組の選び方もインゴー親父には分が悪い。8時少し前に家に着くと、大体バラエティー番組を見ている。見たくないけれど何気なしに目を向けると、このバラエティー番組はなるほどはっきりと女性がターゲットの番組だとよくわかる。スタジオの造作や配色にピンクや金色が多用されていて、女性週刊誌の表紙とよく似ている。オヤジ世代の好みとはまるで違う。ときどきNHKの「クロ現」が流れていることもあるが、その前に見ていた天気予報のあとに、ただBGM代わりにつけっ放しにしているらしい。どんな番組がついていても、インゴー親父がテレビを見ることは稀で、すぐに自分のベッドに転がるか風呂に入ってしまうのだけれど◆テレビ番組に限らず、商品の開発や販売戦略には明確なターゲットの設定がある。例えば30代女性を対象にした車のデザインや配色は、同じ世代であっても男性向けとは明らかに違う。日本のメーカーや広告代理店は商品を買ってもらうための戦略が大好きなようで、あの手この手で買い手に媚びてくる。自分から必要な情報を探ることができるようになった時代でも、流れてくる情報をそのまま受け入れる人はまだ多いようで、その人たちにとってテレビはまだ最先端なのだ。見ているとうるさくてかなわないなどという人は対象外でよろしい。見る時はターゲットを細分化した番組を自分で選んで見るから放っておいて下さいね◆先週はそんなテレビ番組をめぐるおかしなニュースがあった。NHKの朝の番組で「ガキ夫」という特集が組まれたそうだ。当然、インゴー親父はそんな番組を見ていないけれど、パジャマは脱ぎっぱなし、家事をお願いしてもやりたくないことはしない、ちょっと指摘するとスネる、そんな夫にどう対処するか、という内容だったらしい。気になったのは、その番組中で普段は温厚なコメンテーターが珍しくキレた,というところだった。「そんなこと言うなら僕だってガキ夫ですよ!」とアツくなったらしい。なんとなくキレたコメンテーターの気持ちがわからなくもない◆確かにそんなガキ夫は身の回りにいるし、他人に問われれば自分は違う!などと言える自信はどこにもない。子供がいながら面倒だからと家に帰らない人も知っているし、仕事だと言いながらパチンコに行く人もいる。きっと大事に育てられて何でも母親が面倒を見てくれたおかげなのだろうなぁと思うし、何も弁護する必要はないのでどんどん指摘してやればいいとも思う。でも、朝の8時過ぎからの番組を見られる男は少ない。番組のターゲットは当然女性になる。その中でガキ夫と言うタイトルを付けてアンケートをしたところ、8割近い女性たちが“夫の行動や言動”を“ガキっぽい”と感じ、困っていると回答した。そんな夫たちを「ガキ夫」と名つけ徹底分析すれば、当然女性の溜飲は下がる。普段家の中でウツウツとしていたものが爆発してすっきりする。ただそれだけではないのかな? それで何が解決されて何が新たに生れるのか、と考えるとちょっと寒々しく感じるのだけど◆家の中で一緒に暮らすのだから相互理解を、なんてキレイごとは言わない。男と女は決定的に違う。夫婦だから解り合わなくてはならない、なんてムリなことも言わない。夫婦は別の人間なんだから。家の仕事は分担してやらなくてはならない、なんてできないことも言わない。夫婦で時間の過ごし方は違うんだから。夫婦は違う人間だし、子供だって親とは別の人格だし、家の中はいろいろな別の人間が一緒に住んでいる場所なのだ。そこで自分の物差しだけを振り回して物事を決めつけるから、「ガキ夫」なんてやつが生まれてくる。そこで個別の事情を集めたところに自分を投影することで慰める。そんなことを繰り返してうまくいくほど、家の中とはいえ人間関係は甘くないぜ。
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