2015年02月25日

週刊CAMBIO NO.1115

河崎さんの地粉うどん アンコールにお応えして再登場

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CAMBIOのPB(プライベートブランド)その3は、河崎さんの地粉うどん。南箕輪村産のハナマンテン小麦をふすまごと挽いて、自然乾燥のうどんに仕上げてあります。昨年に200束ほど販売しましたが、大変好評だったため新たに製造しました。
全粒粉のうどんの中でもこれだけ色が黒いものは珍しく、ずっと蕎麦だと信じて食べていた方もいらっしゃいました。小麦の香りが良くて腰が強いのが特徴。細うどんと冷麦にもできる極細うどんがあります。どちらも250g 299円(税別)。
PBとは言っても、まだ汎用ラベルにプリンターで印刷したものを張り付けているだけですが、干し芋と風の干しぶどうはガスバリアの袋に脱酸素剤を入れて、きちんと日持ちがする体裁を作りつつあります。暖かくなる前には新たな形で登場させますので、お楽しみに。              

大豆黒豆ひよこ豆 テンペ3兄弟 デビウ!

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まだ要説明食品のひとつでありますが、だいぶ名前だけは浸透してきた感がある「テンペ」。インドネシアの伝統食。大豆を蒸してテンペ菌を付けて発酵させた、植物性高タンパク食材。よくインドネシアの納豆と呼ばれ、作り方も納豆とよく似ていますが、味も使い方もまったく異なりますので、納豆は頭から消してください。
肉の代わりに使ったりされてきましたが、食べ方はたくさんのバリエーションがありますので、あまりベジタリアン素材と決めつけない方が広がりが出るでしょう。野菜で言えばズッキーニのように、自身の味を主張するのではなく、周りの素材とのコラボレーションが得意。あっさりとした味なので主役にさせるなら、油と塩分で旨味をつけると引き立ちます。最近はほぐしてサラダのトッピングにも使われるようになりました。
CAMBIOのテンペは安曇野産。大豆のテンペに黒豆のテンペ、そこにこのほどひよこ豆のテンペが加わって、「テンペ3兄弟」というユニットとして新たなデビウ。
★大豆テンペ 190円 安曇野産黒豆テンペ 290円 ひよこ豆テンペ 290円 いずれも100g

「オレは人参だぁ〜!」と叫ぶ声が聞こえる
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CAMBIOに初めてお越しになったお客様から「一般の野菜と比べて一番違いが分かるのはどの野菜ですか?」と尋ねられることがしばしばあります。そんなときはまず人参とごぼうをおすすめします。香りが身上の野菜は、土の作り方で明らかに味の違いが表れるからです。
それが初冬から春にかけての季節ならば、伊那市大川さんの人参を真っ先におすすめします。香りにしても甘さにしても色にしても、これだけ「オレは人参だぁ〜!」と主張するおいしい人参はめったに手に入らないはずですから。
野菜や米を肥料を与えない畑で育てる大川さんは、とにかく一途な人です。それだけに、こちらも自ずと正面から向き合わざるを得なくなります。野菜は作り手の労と熱意を裏切らない。彼の作物を見るたびに、八百屋は背筋が伸びるような気がします。
秋から初冬にかけて収穫した人参は、2℃に設定した保冷庫の奥で春を迎えました。収穫した直後に車で積んできたときは、ものすごい人参の香りでした。少し貯蔵期間を置いた今は、雪の中に貯蔵した人参が甘さを増すのと同じように、色が濃く味に深みが出てきました。
さあ、人参が美味しくなってきましたよ。
★大川さんの人参 100g 60円 1s袋 500円

ひと棚古本市 第2回募集中
CAMBIOの本棚を使って、お手持ちの古本を売ってみませんか? 昨年から始めた試みですが、第1回目の方の本がだいぶ少なくなりましたので、第2回の参加者を募集します。
45pの棚には単行本で約20冊が収まります。この棚を皆さんに開放して、自分で古本を並べて売ってもらおうということ。よく「ひと箱古本市」というのがありますが、その常設棚バージョン。
出店料や手数料はナシ。そのかわり、お支払いはCAMBIOの商品券です。出店する方は本に価格を書いたスリップ(伝票)を挟み込んで、お持ち下さい。アピールするPOPを棚につけるのもOK。
★ひと棚古本市要領
お預かりの期間は基本的に搬入から1か月間とします。棚に余裕があって、引き続きお預かりできる場合は、ご希望によって1ヵ月延長もできます。期間中に棚に本を追加することは自由。締めとお支払いは1ヵ月ごと、あるいは延長終了時に、CAMBIOの商品券でお支払いします。
開始時にお預かりした本の冊数を記したお預かり書を作ります。搬入時に冊数と金額ごとの冊数を書いた明細をお持ち下さい。搬入時にはすべての本に、書名と価格を書いたスリップを挟んでください。

研ぎ玄のコラム 切れてこそ NO.311 「キレイ」でこそ (1)
 小学校低学年の頃、通学路沿いに総合病院の通用口が有った。子供でも容易く乗り越えられる先に医療廃棄物が無造作に積み上げられ、針が付いたままの注射器も捨てられていた。それを子供たちが見逃す筈も無く、宝箱に収納してしまう同級生も多かった。集団接種時に「注射器の使いまわし」が堂々と行われていた時代だから、病院側も管理が甘かったし、子供たちはタダで注射器を手に入れることができた。で、私は注射針のキラキラに心を動かされつつも、触ることすらできなかった。道端に落ちているくず鉄を、洗いもせずにコレクションしている身だから「清潔」なんて意識は微塵も無かったけれど、その時は「何となくヤバそうな感じ」に押しとどめられた。
 子供の頃の集団接種と言えば「使いまわし」は当たり前だった。さすがに抜いた針を続けて注すことはなかったけれど、「炎で針先を炙る程度の殺菌で大丈夫なの?」とは、ずっと思っていた。根拠は希薄でも「火(炎)」や「水」には滅菌もしくは菌を洗い流すというイメージは強いし、人間の体には免疫も備わっているから大丈夫。そもそも、毎回注射器を交換していたら不経済だ。ということで、長野県下でも「C型肝炎」が以上に多い地域が有る。危険性が指摘されていたにも関わらず「使いまわしを」続けていたと聞くから情けない。血液を介在して感染するウイルスがどれ程有るか知らないけれど、この病気なり「HIV」の広がりで医療関係だけでなく、一般にも知識が広まったのは良いことだと思う。けれども、経口感染するウイルスや細菌への対処方は「出来うる限り体内に取り込まない」程度の予防法しかない。その意味で「手洗い」は重要といわれるのだから、手が触れる物も綺麗にしておきたいものだ。
CAMBIO店主のコラム 雑言 NO.1114

もう少しCAMBIOを知っていただくためにA 他の記事と分けるために、こんなタイトルを付けることにしました◆CAMBIOは1992年5月19日に岡谷市田中町で開店しました。踏切のそばで、踏み切り待ちの車からよく見える位置でしたが、いったい何屋なのかよくわからない店ができた、と思われたようです。写真はプレオープンの前、まだ岡谷にやってきて2週間ぐらいのころ。すでに店の造作は終わっていますが、端境期で野菜がなかったので、5月中旬まで本開店を延ばしました◆私たちにとって岡谷は縁もゆかりもない土地でしたが、とにかく東京を抜け出して信州で暮らしたかったこと、畑から直接野菜を仕入れて売りたかったこと、中央線沿線と伊那谷は山に行くためによく通っていて親しみがあったこと、松本にはすでに仲間の店があったこと、などの理由で諏訪湖周辺を候補地として物件を探しました。毎月1回青梅から通って、アリンコのように触角を伸ばして歩き回りながら街の感触を探った結果、岡谷が適していると決めたのです◆当時、田中町には「貝の火」というレストランがありました。そこで食事をしながら岡谷で店を探していることを話すと、「貝の火」の前にある同じ大家さんの物件が空いていることがわかりました。道路付きで店の前に駐車場があってちょうど良いし、2階に住まいも付いている。そこで、カミさんと子供たちを「貝の火」に置いて、その足で大家さんに直談判に行き、決めてしまいました。決まる時ってのはそんなものです◆大きな楽器店の社長さんである大家さんは、かなり面食らったようです。不動産屋も通さずにいきなり「貸してくれ」と会社までやって来る例はなかったし、地元に住んでいないどこの馬の骨かもわからないし。夜逃げされた例もあったので水商売だったら断ったそうですが、なぜかその場で決めてくれました。子どもを3人も連れて東京から引っ越して八百屋を開く、なんて話が面白かったのかもしれません。
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もう少しCAMBIOを知っていただくためにB  岡谷に引っ越してきたのは3月下旬。それから一週間で長女の小学校入学式でした。どこの学校に行くのでも、知らないお友達と初めて一緒になるのですから、青梅でも岡谷でも同じだと親は思っていたのですが、だいぶ違ったようです。2日目、3日目と学校へ行く足が重くなり、ついに通学路にあるお店の方から「おたくの娘さんが橋の上で泣いてます」という電話を頂き、駆けつけて学校まで送るという一幕もありました◆ノーテンキな親は店の準備に余念がなく、子どもたちが学校と保育園に行っている間にはお弁当を持って高ボッチなんぞに登り、山のそばに暮らすことになった喜びをこっそりと味わっていたのですが、子どもたちにはそれなりのストレスがあったようです。本開店した後も、店は日曜と月曜を休んで子供たちとあちこちに出歩いて遊んでいました。山であったり川であったりもしましたたが、なにより野菜を出荷してもらう農家の畑によくお邪魔していました。畑には蝶が飛び、そばには沢があり、とうちゃんが畑を手伝うそばで子供たちはカミさんに見守られて遊ぶ、という休日を過ごしていました◆週休二日という店の営業は長く続かず、初めての夏が終わると早くも尻に火がついて、休みは日曜だけになりました。夏休みを2週間も取ったことから、夏の後半にはお客さんの数ががっくりと減ってしまったのです。日銭の商売は店を開けてナンボなのに、8月は営業日より休日の方が多かったのですから、当然の結末でした。それ以来、子どもたちが小学校を卒業するまでは日曜だけを定休日とし、現店舗に移転した時からは無休で営業するようになりました。食べものを商う店は、そうそう休みを取れるものではないのです。
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2015年02月18日

週刊CAMBIO NO.1114

定員に少し余裕があります。ぜひご参加ください!
味噌仕込み会煮込みうどん付 25日の第2回を募集中

喜多屋の麹で仕込む手前味噌作り講座の第1回。贅沢な材料で、おひとり様約3.5sの味噌を仕込みました。みんなで和気あいあいと味噌を仕込むっていいですね。きっと美味しい味噌になることでしょう。
味噌ソムリエでもある講師の佐々木愛さんは、味噌の作り方だけでなく、仕込んだ材料がどう変化して味噌になるのか、信州で味噌がたくさん消費されるのはなぜか、家庭で味噌を寝かせるときのコツなど、仕込みの作業の合間に色々と聞かせてくれます。傍らでは用務員のおじさんが、作業の進み具合を見ながら喜多屋の味噌を使って煮込みうどんを作り、仕込みが終わってからみんなでお昼にしました。
この味噌仕込み会、大変好評のため第2回の開催が決定しました。ただ今参加承り中です。味噌のお勉強会ではなく、みんなで楽しく味噌を作る「味噌仕込みパーティ」としてご参加ください。
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●喜多屋の麹で仕込む味噌作り講座+味噌煮込みうどん
2/25(水)10:00〜13:00
定員:10名さま
参加費:4000円(税別)材料費、食事代込
持ち物:味噌を寝かせる容器(6リットル)、重石、落し蓋(お皿でも可)、髪をまとめるもの、食器
容器は漬物に使った経緯のないものをお持ち下さい。
講師:喜多屋醸造店 佐々木愛さん
会場:CAMBIO 2階 PLAZA
お申込みは電話やメールでも承りますが、参加費は前金となります。

沖縄から野菜が続々、野菜で日本地図が描けるかも

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沖縄からトマトが入荷して、冬なのに夏野菜がいろいろ。絵はありませんがミニトマトや熊本産のスナップエンドウも。霜で縮れた小松菜と一緒に並んでいると、この国は南北に長〜いことを実感しますね。北海道のじゃが芋と玉ねぎも並べて、野菜で地図を作っちゃおうか!
ひと口に沖縄といっても、産地は本島から宮古島、石垣島にまで及びます。北海道稚内から石垣島までその距離は3000qほどになるらしい。すごいな〜。そんなあちこちから野菜が集まるんだ。これは今の時期だけの現象で、沖縄の野菜は春以降はオシマイ、北海道のじゃが玉も3月になるとオシマイ。そ〜か、今だけなら野菜で地図を作って遊ぶのも面白いかもしれませんね。

人参ジュース、桃ジュース、りんごジュース
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秋に入荷したものの、賞味期限が迫っていたため特価で販売した伊那市「ごり・ら農園」の人参ジュース。新物が入荷しました。人参とりんごジュースを6:4で合わせ、バランスを整えるためにレモン果汁と梅エキスを配合しであります。某大企業の社員と二足のわらじを履く高野さん。安定した身分を捨てて農業で生きることができるか、それとも・・。300ml 300円 1000ml 1085円
真ん中の桃ジュースは山梨の白桃を搾ったストレートジュース。桃の節句に合わせてこの時期だけの販売です。桃のジュースはあまり多くないので今のうちにどうぞ。600ml 950円
奥は定番の松川町水野さんのりんごジュース。ハネ出しりんごを圧搾しただけのストレート果汁。毎日1本ずつ常飲されている方もいる人気商品です。どこにでも売られているりんごジュースのようですが、元のりんごの味が違うのでやはりジュースも一味違います。1000ml 720円

もうすこしCAMBIOを知っていただくために その1
CAMBIOが始まる前、店主は東京都青梅市にあるKIVAで働いていました。トラックの引き売りが2台と店舗、2階にはレストランがあり、1986年当時は写っているのがスタッフ全員でしたが、今は宅配を中心とした大きな会社に成長しています。左矢印2

右矢印2店主はここで6年働いて仕事を覚え、岡谷に転居してCAMBIOを始めました。店の内容や考え方はKIVAで身につけたこと、叩き込まれたことが基本になっています。30年近くを経て、すっかりCAMBIOの独自色になりましたが、生産者との向き合い方や野菜が店の中心に据えられているところは、いまだに何も変わってはいません。
その考え方がいまだ変らないのは、単にKIVAで教わって身に着けたからではなく、自分の中にあるこんな店がやりたいという願望と合致して、強固なコンセプトになったからです。単にモノを売るだけの店ではなく、様々なモノと考え方と地域や経済が交わる交易の場としての店を作りたい。そこから「モノをカネと交換する場」という意図で、ラテン語圏では両替屋を意味し、交換するという語彙を含んだCAMBIOという名を店に付けたのです。
だからCAMBIOにとってKIVAは前史です。その前史が幸福な6年間であったから、今のCAMBIOがあると言えます。なかなか仕事に厳しい店ではありましたが。
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研ぎ玄のコラム 切れてこそ NO.310 自転車からの考察 (128)
 実際に乗った事は無いけれど、電動アシスト付自転車はさぞ楽に坂道を上れることだろうと思う。移動の手段や荷物を運ぶためならば、原動機付より優れた乗り物かもしれない。けれども、筋肉量は負荷が減れば減るほど少なくなるのが一般的だから、唯でさえ運動量が少ない高齢者にはお勧めはできない。ロボットスーツなる物も介護なり重作業の現場で使われ始めているけれど、体への負担が減った分筋肉量の減少が問題視されるようになるかもしれない。どこかの大学教授が言っていたけれど、地方から出てきている学生ほど「腰が重い」と嘆いていた。車で移動する生活になれすぎて、自発的に体を使わなくなっているのが原因だろうと分析していた。
 厄介なことに体(筋肉)を動かさないと筋肉量が減るだけでなく、生活習慣病になる率も高くなる。とは言っても「怠け者」としてはジムへ行くとか、自転車レースの為にトレーニングをしようなんて発想は全く湧いてこないし、医食同源の思想も持ち合わせていない。そのくせ、体を動かした時の「爽快感」や「体調の良さ」は知っているから「動機付け」が必要。まあ、根っからのアスリートならば迷う前に体が動くかもしれないけれど、何をするにもジッとしていようが先に来てしまう身としては「楽しい」とか「気持ちいい」程度のきっかけで体は動いてはくれない。で、考えたのは、体を動かし体調を維持する行為全般を「仕事」にすることだった。そうなると不思議なもので、嫌々でも体は動き始め、動いている内に何となく楽しくなるから、またやってみようかと思うようになる。ということで「仕事」の表向きの内容(職種)に拘る必要はなくなってしまった。「仕事」は楽しまなければ体に悪いですよ。

CAMBIO店主のコラム 雑言 NO.1114
先週は車を買い替えることから店の将来にまで話が展開したが、その中で触れたこの店のスタイルについて、少し説明を要するということに気が付いた。CAMBIOという店はこうでなくてはならないという固定観念は捨てた方が良いと思うのだが、今のスタイルとは何なのかが、やっている側と見ている側で違うものになっている可能性があることに気が付いたのだ。自分ではこんな店のつもりだったけれど、お客さんには全然伝わっていなかった、ということになっているのではないか、と◆CAMBIOに1トン積みの車が必要なのは、野菜の仕入れが多いからだ。冬の今時分は地元で野菜が全く収穫できないため、すべてが東京の出荷センター経由で入荷する。南は沖縄や鹿児島から、大根やキャベツなどの大型野菜は愛知県渥美半島から、菜っ葉や白菜は茨城から、玉ねぎやじゃが芋は北海道からといった具合。全国各地の有機野菜と加工食品や生鮮食品全般をまとめて週3回出荷してくれるセンターからの荷は、トラックの路線便で送られてくる。そのまま店まで配送してもらえば楽なのだが、こちらから返却する資材などもあるため、運送会社のターミナルまで引き取りに行く。その荷を積み込むためにはある程度大きな車が必要なのだ。昨年までは月に一度東京まで荷をまとめて積みに行き、車に積めるだけ積んでくるという力任せもやっていたが、その疲れを1週間引きずるようになったため、今年からはやめた。夏は夏で毎日のようにあちこちに集荷に行くので、車に荷を積まない日はほとんどない◆有機野菜を売るということは、いくら売ってナンボの利益を出すかという商売の鉄則からすれば、非効率極まりない商売かもしれない。野菜の原価は高いし、発注は収穫前にしなければならないし、傷みは多いし、見かけは悪い。同じ店の中に並んでいる商品と比べたって、ほうれん草1束とジュース1本の値段はそう変わらない。ほうれん草は店に2日並べたらもう見切り品になるけれど、ジュースは1年以上の賞味期限がある。商売を考えるのだったら野菜より乾物や調味料を売った方が、お菓子やジュースを並べるスペースを広くした方が絶対に効率が良い。そうすれば大きな車だっていらないし、何でも店まで荷を届けてもらえる◆でも、CAMBIOはこのスタイルを今後も続けることにした。これからもこの野菜を中心に置いた店づくりを続けようと思う。やる人間が変わらない以上は変えようがないという指摘もあるが、実はそうではなくて、野菜を中心に据える意義がこれからは今まで以上に必要になって来るだろう、と思うからだ◆食べものはすべて田畑から生まれる。野菜や米や果物は言うに及ばず、鶏や牛や豚が食べる餌も。海で育つ魚でさえ、山や田畑から川を流れ下る栄養分を求めて大陸棚に集まって来るのだから、田畑が育てていると言えるのだ。つまり、すべての食べものは野菜から始まると言っても過言ではない。その田畑を持続可能な方法で作り続けることが有機農業。その産物である有機野菜を売ることで食べる持続性と環境の保全をサポートする、というのがCAMBIOの社会的使命。食べものを通して自然環境の持続可能性を考えるのであれば、まずは野菜から始めなくてはならない。だから今後も常に野菜は店の中心に据えていく。
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2015年02月11日

週刊CAMBIO NO.1113

岡山・瀬戸内からレモンハーブソルト 650円
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瀬戸内のInoriから新たなハーブソルトが登場。瀬戸内産のレモンをつかったレモンハーブソルト。ミント、オレガノ、ピンクペッパーをブレンドした甘くさわやかな香り。サラダやスープ、魚料理によく合います。
その瀬戸内から、ドラム缶を使ってパンを焼くイベントがあるという案内がありました。ん? そういえば「土ころ」は今週から2月いっぱいを休業し、軽トラにドラム缶を積んで四国までパン焼きツアーに出ましたね。写真を見ると、やっぱり11月にCAMBIOでもつかったドラム缶でパンを焼く赤羽さんがいました。どちらもCAMBIOとは昨年の秋からお付き合いが始まったばかりですが、繋がっていたんですね。
2月でもピクニックのように外でパンを焼ける瀬戸内は、毎週雪が降って、朝はマイナス10℃を下回る信州とはずいぶん違う風景。獲れる野菜も風土もずいぶん違います。四国を目指す「土ころ」の赤羽さんが羨ましく思えたのでありました。

どなたさまにもご案内申し上げます
P2100150.JPGご来店のお客様にご案内申し上げます。
CAMBIOの営業時間は月曜〜土曜は10:00〜19:00、日曜は18:00にて営業を終了させていただいております。世の中には元旦から大晦日まで24時間営業というお店も増えてまいりましたが、私どもは夜を休ませていただいておりますので、営業時間中にお越しくださいますようお願い申し上げます。
昨夜も寒い中をお越しの方がしばらく座ってお待ちだったようです。素足で雪を踏んでお越しになったようで、座った跡はしっかりと雪が解けておりました。どなたかをお待ちだったのでしょうか。そろそろ春ですので、周りのお友達との邂逅が楽しみでしょうね。前の道を渡るときは左右を見てから渡って下さいね。私は店の前でノシイカのようになったお友達を始末したことがありますが、結構大変なのですよ。それから、私どもの店は食べものを扱っておりますので、尻尾フリフリして匂いを付けたりしないようにお願いいたします。
またのご来店をお待ち申し上げております。

味噌仕込み会煮込みうどん付 25日の第2回を募集中

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喜多屋の麹で仕込む手前味噌作り講座の第1回。贅沢な材料で、おひとり様約3.5sの味噌を仕込みました。みんなで和気あいあいと味噌を仕込むっていいですね。きっと美味しい味噌になることでしょう。
味噌ソムリエでもある講師の佐々木愛さんは、味噌の作り方だけでなく、仕込んだ材料がどう変化して味噌になるのか、信州で味噌がたくさん消費されるのはなぜか、家庭で味噌を寝かせるときのコツなど、仕込みの作業の合間に色々と聞かせてくれます。傍らでは用務員のおじさんが、作業の進み具合を見ながら喜多屋の味噌を使って煮込みうどんを作り、仕込みが終わってからみんなでお昼にしました。
この味噌仕込み会、大変好評のため第2回の開催が決定しました。ただ今参加承り中です。味噌のお勉強会ではなく、みんなで楽しく味噌を作る「味噌仕込みパーティ」としてご参加ください。

●喜多屋の麹で仕込む味噌作り講座+味噌煮込みうどん
2/25(水)10:00〜13:00
定員:10名さま
参加費:4000円(税別)材料費、食事代込
持ち物:味噌を寝かせる容器(6リットル)、重石、落し蓋(お皿でも可)、髪をまとめるもの、食器
容器は漬物に使った経緯のないものをお持ち下さい。
講師:喜多屋醸造店 佐々木愛さん
会場:CAMBIO 2階 PLAZA
お申込みは電話やメールでも承りますが、参加費は前金となります。

CAMBIOオリジナル商品化が進行中
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「風の干ぶどう」と「川又さんの干し芋」のPB化作戦進行中。箱で仕入れて小分けをしているいくつかの商品に、オリジナルのラベルを付けました。「川又さんの干し芋」はもう大人気商品ですが、やっぱりちょっと色気がない。そこで、「風の干しぶどう」を売り出すために、まずはこのふたつをPB(プライベートブランド)の先行試作として進めてみることに。
現在はラベルだけですが、来週からはエージレスと熱着シーラーでのパックで、しっかりとした商品に仕上げる予定。2月末にはもう一品、地元産のオリジナル商品が加わる予定。お楽しみに。

研ぎ玄のコラム 切れてこそ NO.309 自転車からの考察 (127-2)
 初めてその労働災害に付いて聞かされたのは、木工を始めた年の事だった。通常の「不可抗力」とか「ポカミス」での労災話はそれまでも嫌という程聞かされていたけれど、どれもが自分には無縁だと思った。何故ならば個々の事柄の対処法が想像できたからだ。けれどもその話だけはどう対処したら良いのか全くわからなかった。「回転する刃物に手を突っ込む」という行為は木工屋以前だったら聞き流していただろう。けれども、この話を聞いたのは実際に木工機械を使用した製造経験が有る「その気持ちが十分に理解できる」と思った10代の若者だったのだ。以来数十年その衝動は抑えられないままだし、その手の安全装置は今もって開発されていない。
 そして、二度目に同様の話を聞いたのは十年ほど前だった。高所に立つと何となく下へ引き込まれるような気がするし、プラットフォームに電車が入ってきた時も引き込まれそうになる。でも、普通の人は引き込まれることはない。別に強い気持ちで対応しなくてもやり過ごせるものだ。でも、大方の人は確実に何らかの力が働いている様に感じる(若しくは錯覚する)。私も、幸いビルの屋上や駅で気持ちが負けたことは無いし負けそうな気配もない。けれども「回転する刃物の誘惑には勝てそうもない」という予感は増々強くなってしまった。多分、木工を止めた最大の原因はここに有りそうだ。自転車の車輪も細い針金が回転しているから指を突っ込めば大ケガを負う。けれど、回転部の向こう側から呼ばれることは無い。そもそも、自転車に乗る行為は木工機械を使用する時よりも「危険が多い」という実感があるにも関わらず「怖い」と感じないのは、自転車には「原動機」が備わっていないからだと思う。

CAMBIO店主のコラム 雑言 NO.1113
わが愛車のハイエースはこの6月で満12歳になる。走行距離は27万6千km。もうひと頑張りしてもらって30万kmで引退と思っていたのだが、最近は床下から異音を発する時があって、余命がそこまで持つかどうか怪しくなってきた。どこに行くにも私の足となって働いてくれたので、自分の分身のようで愛着がある車だけれど、今回の車検を通さずにオシマイとしようかと思う。ポンコツの車とはいえ、どこか老いた愛馬を見捨てるようで気が引ける。「アオよ・・・」という気分◆夏の間は東京から店まで週2便の配送もあるし、今どきこんな大きな車も要らないかと思うこともあるけれど、冬になると路線便で送られてくる野菜と加工品はとても軽バンでは積める量ではない。器が小さくて積めるかどうかを心配しながら発注するのはストレスだし、夏も近在の生産者から集荷をする時に大きい方が楽だから、次もまたこのサイズの車にしようと思う。店の仕事以外にも自宅のストーブ用に薪運びがあるし、夏のツアーでは車中泊にも使えるし、大きければいろいろな使い方ができるのだ◆ハイエースに限らず、このサイズの車は新車で買うと軽バンの2台分以上の値段がする。だけど保守を頼んでいる修理工場によれば、車の寿命は部品の大きさに比例するのだそうだ。小さな車より大きな車の方が部品は大きく肉厚になる分、単純に比較した場合の寿命は長くなるらしい。かつて店で使っていた軽バンが15万kmで寿命になったのに比べ、ハイエースは30万km近く走ったのだからその説は信用に値する。それならば2倍の値段がしたって決して高いとは言えないし、多少の量なら積めるかどうかの心配もしないで済む方が良い。軽自動車のペラい造りはどうも好きになれないし◆車を買い替えるにあたって、もうひとつ決めなければならない大事なことがあった。それはいつまでこのスタイルで店を続けるのか、ということ。単に今までの延長線上に店の将来を描くのか、それとも根本から変えることを考えるのか。奇しくも今週でまたひとつ齢を重ねる身にとって、あと何年仕事をするつもりなのか。店の将来として描いている絵は最近少し現実味を帯びてきたが、まだ描いた絵にすぎないし、先立つものがまるで追いついてこない。でも、今の車が走った年数ぐらいはまだ仕事をしたいし、しなくては暮らしていけないだろう。ならば、これからの最後のステージのためにもう1台を買ってしまおう。新たな車の積算メーターがまた30万kmを指す頃には70歳になってしまうけれど◆車をどうするかと考えていたある日、埼玉にある仲間の店から改まった封書が届いた。嫌な予感がしたが、やはり閉店の知らせだった。開業がわれらの店より半年ほど早いだけの同じバブルの下り坂スタート組だけに、その知らせは我がことのように重苦しくのしかかってきた。自分に重ねて考えてしまった。思えば自営業とは、常に破綻の恐怖と向き合いながら生きていくことなのだ。泥舟が沈まないように常に漕ぎ続けなくてはならない身分なのだ。いつまでもたどり着かない岸辺に諦めて漕ぐのをやめてしまったらオシマイ。カラダが動かなくなって漕げなくなったらそれでオシマイ。最近はその厳しさを知らない人ほどよく使う言葉になったけれど、まったくの「自己責任」なのだ。それだけに「2月28日をもって閉店する」と決めた彼らの心中は、同じ仲間として察するに余りある◆翻って自分は、新たな車に買い替えてもうひと回り走ってみようと決断した。決して楽な経営環境ではないし、今後も泥舟が高速船に変身する見込みはないけれど、やってみたいことが山積みになっているので漕ぎ手から下りようという気はさらさらない。頭もひげも鼻毛までも白髪になりつつあるけれど、いまだにおツムはノーテンキのまま。今朝も明け方の3時に目がさえて、いろいろなアイデアが頭のてっぺんからビールの泡のように噴出して止まらなくなってしまった。困ったオヤジと言われようが、死んで借金だけを残したと言われようが、もう少し泥舟を漕ぎ続けようと思う。
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2015年02月08日

週刊CAMBIO NO.1112

冬の感謝セール 
10%OFF 7(土)・8(日)・9(月)
昨年は大雪に泣かされた2月。今年はもう12月から毎週泣かされているんだから、今さら降ったって怖くなんかないぞ! もう2月だから陽射しもぐんと強くなってきたし、多少の雪ならもういつも通りさ! と言いながら、セールの3日間だけは降らないように祈ってます。お出かけ下さいませ。

満員御礼のため第2回を開催
★喜多屋の麹で仕込む味噌作り講座
+味噌煮込みうどん 2/25(水)


4日の第1回は満席に加えて多くのキャンセル待ちがあったため、急きょ第2回を企画しました。まったく同じ内容で25日(水)に行ないます。4日にご都合のつかなかった方もぜひ参加ください。また、お子様連れでご参加もできます。子どもたちを交えて賑やかに味噌を仕込みましょう。
地元岡谷の老舗味噌蔵「喜多屋醸造店」の佐々木愛さんを講師に迎え、喜多屋さんで安曇野の有機れんげ米を使って特別に仕込んだ麹で、青森県産の有機大豆を味噌に仕込みます。味噌ソムリエでもある佐々木さんから味噌についてのいろいろな話を聞きながら、楽しく豆をつぶして美味しい味噌を仕込みましょう。お昼には喜多屋さんの味噌を使って、具だくさんの味噌煮込みうどんを作って食べます。味噌は大豆1s分、仕上がりで約3.5s分をお持ち帰りいただきます。

2/25(水)10:00〜13:00
定員:10名さま
参加費:4000円(税別)材料費、食事代込
持ち物:味噌を寝かせる容器(6リットル)、重石、落し蓋(お皿でも可)、髪をまとめるもの、食器
容器は漬物に使った経緯のないものをお持ち下さい。
講師:喜多屋醸造店 佐々木愛さん
会場:CAMBIO 2階 PLAZA
お申込みは電話やメールでも承りますが、参加費は前金となります。
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味噌仕込みや塩麹料理に 仕込み「こうじ」承ります

寒い1月は味噌仕込みの季節。年が明けると、仕込んだばかりの活きのいいこうじが入荷します。島根県産の米を使い、島根県浜田市で仕込んだ全品有機認証つき。仕込みに1週間かかりますので、味噌造りの予定はこうじの入荷日を計算に入れたうえで。★毎週日・火・木締切 → 翌週火・木・土入荷。
○入荷予定 1月11日(日)締切→21日(火)入荷から、3月1日(日)締切→3月10日(火)まで。
○有機米こうじ 1kg 1350円  ○有機玄米こうじ 1kg 1540円 ○有機麦こうじ 1kg 1390円
 
3月新規講座のお知らせ
★きんぴら工房おやき作り講座 3/4(水)
信州の伝統的粉もの文化「おやき」を、きんぴら工房店主・中野人士さんから学びます。
パン焼き機で粉とイーストを混ぜれば焼きたてのパンができる時代ですが、長い歴史を刻んできたパンの作り方には、たくさんのバリエーションがあります。おやきもパンのひとつ。中野さんはきんぴら工房を始める前、おやきを焼いていた時期があるので、おやきに関してもプロ。
今回は具を調理するところから始めます。きんぴら工房のパン講座は、型通りのパンとは一味違う「こんなやり方もあるんだ!」という発見の場でもあります。お楽しみに!  

3/4(水)10:00〜13:00
定員:15名さま
参加費:1500円(税別)材料費込
持ち物:髪をまとめるもの、食器、密閉容器
講師:きんぴら工房 中野人士さん
会場:CAMBIO 2階 PLAZA
お申込みは電話やメールでも承りますが、参加費は前金となります。
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千葉の落花生は高いけれどやっぱりおいしいのだ

落花生と言えばもう市場はすっかり中国産に席巻されてしまいましたが、国内では千葉の北総台地が有名な産地です。成田空港のあるあたり。かの地で獲れた落花生は甘味があっておいしいけれど、中国産とはずいぶんと価格が違います。中国産のせいでピーナツなんて安いものという観念が固定化しつつある中で、国内産のしかも農薬不使用の落花生はやっぱり高価です。
先日は、ある年配の男性が「えっ、こんなに高いの?」といぶかしげにお求め下さいましたが、数日して再びお越しになり「こんなに味が違うものだとは知らなかった。すごく甘い!」と、またお求め下さいました。無闇に値段が高いわけではないのです。千葉の落花生 225g 875円(税別)
右側は、新潟産青大豆「さといらず」の煎り豆。さといらずは砂糖いらずから着いた甘みが強い豆。これも手軽なお昼やおやつとして常食にされている方も多いお豆さんです。100g 231円(税別)

チョコレートだけじゃないバレンタインの材料

キャロブです。左がパウダー(300g378円)、右がチップス(100g315円)。もうすっかり知られるようになったチョコレートの代用品。もとはいなご豆の莢なのですが、原産が地中海の島。20年ほど前はバレンタインデーが近づくと急に需要が高まるものでしたが、今はすっかり常備品に成長しました。パウダーは練って、チップスはクッキーなどに散らしてチョコレートのように使います。このチョコレートの狂乱イベントを機に、もう少し成長させてやりたいと思います。

研ぎ玄のコラム 切れてこそ NO. 308 自転車からの考察 (127-1)
 自転車は「危険だ」と言われるけれど、危険な自転車を見た例がない。代わりに危険な乗り方をしている「人間」は度々目撃する。稀に整備不良車で事故に遭った話を聞くけれど、それだって自転車に責任は無い。危険を承知で自転車に乗っている人たちは、可能な限りの対策を講じて楽しんでいるから、それを悲しみに変えてしまうようなことはしない。ところが、何事にも「不可抗力」は付きまとうから、想定外の事故に遭遇してしまうことが有る。それでも、普段から「もしもの時」について考え、訓練していれば最悪の結果にならない確率は上がる。だからこそ「避難訓練」は必要な行為だと多くの人は考えるのだろう。けれども、自転車の「安全講習」はしても「事故回避訓練」は誰もしてくれないから、事故に遭う確率の個人差は非常に大きい。
 前職の「木工業」というのも「危険」な仕事だった。手道具だけで木工品を作っていた時代でも、刃物を扱うことでそれなりの危険はつきものだったけれど「木工機械」という高速で刃物を回転させる機械の登場で、飛躍的に危険度が増した。過去に労働災害にあった先輩諸氏のお蔭で「安全性」は向上したけれど、物を作る現場では安全装置を休止させなければ加工できない場面に必ず遭遇してしまう。こんな時こそ「危険度」は増す筈なのに、実際には事故は少ない。寧ろ、「機械の特性」や「木の癖」を知らずに強引に使う時が危ない。どちらにしても、経験を積んでいけば事故に繋がるような使い方は避ける様になるものだけれど、これにも個人差がある。やるべきことをやっていれば(相手が機械ならば、尚の事)通常「安全」は確保されるものだ。にも係らず、近年「木材機械」が「恐怖」の対象になってしまった・・・。

CAMBIO店主のコラム 雑言 NO.1112
先週の日曜日は東京に出る用がDM8.JPGあったので、盆も正月も帰ってこなかった次男を呼び出して近況を聞いた。次男は伊那で牧場のアルバイトをしながら農学部の寮に住んでいたが、縁あって東京の小さな会社に拾ってもらい、花のトーキョーでアパート暮らしを始めて3年になる。あの薄暗い寮の部屋で一人遊びに耽っていたオタク青年が、誘惑と刺激に満ちた花のトーキョーに出たらどんな暮らしをするようになるのだろうか。親として少しだけ興味があったのだが、やはり残念なことにというか全く予想通りに、何も変わっていないようだった◆あえて学生のころと変わったところを探すのなら、太ったことだった。まだ自宅から学校に通っている時分に、アルバイトの給料で好きなスイーツを買って帰ってくると、みんなに冷やかされるので恥ずかしそうに服の中に隠しながら部屋に持ち込んで食べていたようなヤツだった。だから、きっと甘いお菓子やケーキをタラフク食って丸々しているのだろうと思っていたのだが、予想を裏切らない太り方だった。4人の中でルックスが一番自分に似てしまった次男を前に、やはりご飯をタラフク食って丸々としている父親は別れ際に「お前、自分が生物であることを忘れるなよ」と、意味深長な言葉をつぶやいたのであった◆こどもたちはもう大人になって、それぞれが選択した道を歩き始めている。道になっていないところを歩いているヤツがいれば、まだ窓際で空を見上げて羽ばたいているヤツもいる。社会の構造が変わって、次男のように会社の中で人間を育ててもらえる環境は少なくなってきた。良い待遇と給料をもらうためには、高いスキルを学生のうちに身に着けておかなくてはならなくなってきた。それはある面で当然だと言えるのだけれど、会社自体の将来も不確実となりつつある時代には、昔のように固有の会社という閉ざされた社会のスキルではなく、社会全般に通じるスキルが今まで以上に必要になってくる。さらに、会社という閉ざされた社会に存在するだけで心も体も病んでしまう人が多い。高いスキルを身に着けたとしても、身体が言うことをきかなくなってしまうのでは意味がない。だから我がこどもたちには社会的なスキルよりも、まず人間として当たり前の生活能力を身に着けられるように、親の私たちは生活してきたつもりである◆その基本は「食う寝る出す」ということ。この3つを最大限優先する生活を送ること。どんなに高いスキルを身に着けたとしても、この3つをおろそかにしていると身体自体がやがて滅びてしまう。ある程度無視して進めなければならないときがあっても、長く続けると身体がサインを出してくれるはず。ウルトラマンの胸についていた赤いランプのように。無視して戦っているとよろよろしてくるはず。3つのうち食うと寝るは五欲に数えられるものだから問題はないとしても、出すは難しいことがあるかもしれない。実際に悩んでいる人はたくさんいるのだから。毎日きちんと出すことができる生活を送ることは、今の時代に生きていく上でひとつの大切な生活能力だと思うのである。
posted by cambio at 09:10| Comment(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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