2014年12月24日

週刊CAMBIO NO.1107

年末の営業は31日午後3時まで
新年は6日(火)午前10時より
★配達は26日が通常配達、29日に年末の最終配達をお受けします。必ず前日までにご注文下さい。
★年内の営業は31日午後3時まで。
★新年の営業は6(火)から平常通りの営業です。

味噌仕込みや塩麹料理に 仕込み「こうじ」承ります
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寒い1月は味噌仕込みの季節。年が明けると、仕込んだばかりの活きのいいこうじが入荷します。島根県産の米を使い、島根県浜田市で仕込んだ全品有機認証つき。仕込みに1週間かかりますので、味噌造りの予定はこうじの入荷日を計算に入れたうえで。
○入荷予定 1月11日(日)締切→21日(火)入荷から、3月1日(日)締切→3月10日(火)まで。
○有機米こうじ 1kg 1350円  ○有機玄米こうじ 1kg 1540円 ○有機麦こうじ 1kg 1390円 
 ★毎週日・火・木締切 → 翌週火・木・土入荷。

お正月の団らんにアーバンホット
あちこちから人が集まって賑やかになるお正月。小さなお子さんや赤ちゃんがいても安心なのは、やけどの心配がないこの遠赤外線ヒーター。一台あると、寒い夜中でも安心できます。お正月に間に合う在庫を用意してお待ちしております。    ○アーバンホット 36000円→28500円 

暮れは玄関でお供えを務め、年明けに味わう晩白柚
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今年もこの晩白柚が熊本からやって来ました。スツールに座らせると、その大きさがよくわかりますね。1個で2〜3sもあって、世界一大きな柑橘としてギネスブックにも登録されたのだそうです。こうして葉がついていますので、しばらくは玄関や床の間でお供えか魔除けの代役も務められます。まだ収穫したばかりなので食べるにもちょっと早い。皮が軟らかくなって、指で押すとへこむほどになったら食べごろ。大きなだけに大味だと思われるでしょうが、どっこいこれがまたおいしいんですね。そもそもザボンの1種ですから甘さも十分ある。さらにこの分厚い皮も砂糖煮や化粧水などに余すところなく使えるので、だてに図体がでかいだけじゃない使いでもあるヤツ。1個 1500円

年越しそばに侮れない乾麺があります 九割と十割

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一年の最後は蕎麦で締めましょう。信州は蕎麦の本場ですから半端な蕎麦を売るわけにはまいりませんので、これ!という逸品をおすすめします。なんだい乾麺かい・・・と蕎麦通おじさんが苦笑いし
そうですが、これは生麺よりうまいと言われるタダモノではない信州産の乾麺。右の究極はそば粉9割と乾麺では珍しいほど高い割合ですが、左の特選に至ってはなんと10割。そんな割合で乾麺を作れること自体がかなり高い技術なのですが、これがまた美味い。実は蕎麦屋さんも美味いと認めた乾麺。年越しそばに一度味わってみてください。蕎麦粉の割合が高いだけにざる専用です。どちらも素晴らしい蕎麦湯ができますので、こちらもぜひ味わってください。特選の蕎麦湯は冷えるとプリン状に固まるほど濃いのですよ。究極そば 390円、特選そば 410円。     

地元のお米で搗いた地元のお餅いろいろ
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これからCAMBIOには地元のお米を搗いたお餅がいろいろ入荷します。写真は富士見町境で自分たちが育てたもち米を搗いた「みれっとファーム」のお餅。左上から玄米豆餅、玄米きび餅、黒米100%玄米餅、白米餅、玄米餅。搗きたてなのでまだほっかり温かくて柔らか。お客様が買い易いように切り分ける、なんてことをしないところがこのお餅の作り手のメッセージでありまして、「餅を切るぐらい自分でできるでしょ」という声が聞こえてきそうな頑固さ。きび餅の色が綺麗ですが、真っ黒けのお餅というのも珍しい。自作の原料を自分で搗くという「みれっとファーム」ならではのお餅。
500g950円から。 ★27日と29日に入荷。
「こめはなや」は玄米・白米に加えて干しエビを入れたえび餅もあります。もち米は伊那市小川さんの明神もち米。
○こめはなやのお餅 白餅・玄米餅 6枚入り 540円 えび餅 6枚入り 590円 ★28日の入荷

まもなくカラフルなおせちが店頭に入荷 25日から

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まもなく25日からおせちの入荷が始まります。店にカラフルなおせち用品を並べるのは、祝宴の配膳をするようでうれしいような気分。食べもの屋が晴れの日を迎えるワケですから、気合が入りますね。最近はお正月だって、いつも通りの食事が良いというおうちも多いようですが、せめて、蒲鉾と伊達巻と田作りぐらいは召し上がってみませんか? お重に詰めなくたっていいんです。お皿に盛り合わせてサラダ感覚だっていいんです。いつもの延長ではなくて今日はちょっと違う日、というおかずにおせちの食材を使ってみましょう。クリスマスにチキンやケーキを食べるのと同じ感覚で、お正月にはおせちを食べましょう。

研ぎ玄のコラム 切れてこそ NO. 303 自転車からの考察 (122)
 子供の頃から自転車に興味を持ち、且つ競い合うのが好きだったら、恐らく自転車業界に身を置いていたかもしれない。「並み外れた体力やセンスには恵まれていないけれど、自転車が好きでレースをしていた(いる)」程度の自転車好きはレースの収入など見込めないからだ。午前中は自転車に乗り、午後は自転車業界で働き、ときどきレースに出場する(ちなみに、あの「シマノ」ではレース参加時、出張扱いになるらしい)。その上、好きな「自転車いじり」までも可能なのだから「自転車好き」には打ってつけの職業だろう。けれど、そうはならなかった。自転車が好きか? と問われれば「好きだけれど、四六時中その事ばかり考えるのは嫌」と答えるだろうし。 競うのは? には「あまり好きではない」と答える程度の興味しか無かったからだ。
 諸事情で職業を選択しなければならなかった十代の頃、一生続けられる生業として偶然の出会いから「木工」を選んだ。漠然と、九十歳まで元気で生きるつもりだったから「好き」とか「楽しい」よりも「永く続けられる手作業」が職業選択の基準で、職種に制限はなかったからだ。けれども「木工」を続ける程に実際に物を造る作業よりも、頭の中で造る作業の方が「楽しい」ことに気が付いてしまった。自分でもそんな風になるとは思ってもみなかったけれど、実際の作業を頭の中で再現できるようになってしまうと、上手くも下手にも作れるし、血が出ないケガも経験できてしまう程で、手を動かさなくても「実感」が味わえてしまう。最も実際の経験を踏まえた妄想にすぎないので、改めて実際の作業をすれば多少ずれは生じるけれど、それもまた想定内に収まってしまう。となれば、自分が木工を続ける正当性は失われてしまう。

CAMBIO店主のコラム 雑言 NO.1107
選挙が終わって、今の傍若無人政権があと最大で4
年継続することになった。新聞やニュースを読むと頭が痛くなる日々があと4年も続くのはたまらないけれど、結果は結果なのだから仕方がない。いろいろな数字が表しているように、今の政権を積極的に支持している人はかつてなく少ないのに、おそらく過去最大級の国の方針変更がなされてしまうだろう。半分の人が選挙の権利を放棄するってことは異常なことなのだけれど、それが大して異常であると認識しない人たちが多いのだから、どんな体制になったっていつも通りに暮らしていけるのだろう。多少のお金さえあれば◆選挙の翌週になって、東京駅が百周年を迎えた記念に売り出されたICカードを求めて9000人もの人が押し掛け、あまりの混乱で発売が途中で中止になった。そのおかげで買えなかった人たちで大混乱になって罵声や怒号が百周年を祝うはずの駅に響いたそうだ。はるか九州や四国から来た人もいて、買えなかった憤懣をぶちまけたらしい。私が見たニュースはツイッターやネットのサイトではなく一次取材の報道だったから、それほど事実以上に煽った内容には思えなかったけれど、趣味的な優越を得るための欲求には忠実だし大変なエネルギーを注ぐ人が多いのだ。誰もがそうだとは思わないけれど、世の中で起きていることを垣間見ると、つくづくこの国はヘイワだなあ、と思う。ホントの平和ではなくてちょっと歪んだヘイワ◆いつものように根拠もなく決めつけて言い放つと、ネットやの普及とともに人間の欲求のスケールがどんどん小さくなっているような気がする。それは、欲求を満たすために必要なエネルギーの量に比例しているのではないだろうか。ネットで欲しいものが容易に手に入るようになったり、遠くの世界がまるですぐそばにあるかのようにリアルに目の前に現れたり、かつては多大な時間や労力を要した物事が簡単な操作で仮想的に実現してしまう。欲求が満たされるために必要だったプロセスが大幅に短縮されてしまった。欲求が満たされていることが多くなり、欲求自体が少なくなってスケールも小さくなる。まるでボタンを押せば餌が手に入ることを覚えた動物が野性を失っていくようだ。たとえが悪いけど◆最近会った東京と信州の両方で仕事をする人が、「東京で暮らしている人たちの顔がどうも暗いんですよね」と言った。東京に行くことはめったになくなったし、あえて行く理由もないのでそれを実感することはないのだけれど、即座に「そうだろうね」と相槌を打ったのは、ある光景が頭に浮かんだからだ。それは東京ではなく関西でのことだったけれど、電車に乗っている誰という誰もがみんなスマホをのぞいて指を動かしていたのだ。座っている人も立って吊革につかまっている人も、みんな首をやや前に傾けて下を向いている。人間が明るい表情を見せる時は基本的に上か正面を向くのだから、みんながみんな下を向いている世界は表情が暗く見えて当たり前なのだ◆誰もが世界に通じる端末を持ち、いろいろなコミュニケーションをしている。楽しい話もあるだろうし、思わず笑ってしまうサイトを見ている人もいるはずなのに、それらがたくさん集まっている光景はちっとも幸せそうではない。生活は便利になったけれど暮らす人たちの表情は暗い・・・かつてそんな暗喩を含んだ映画があったような気がする。それが現実となりつつあるとは思いたくないけれど、人間が自然の摂理に従って生きているのであればあり得ない姿を見せ始めている。いつだって新しい現象はそう思われるものと楽観したいけれど、なかなかそうは思えない年の暮れになった。

2月のイベント&ワークショップ 参加受付中!
さて、早くも来年のイベントのお知らせです。昨年大雪で泣かされた2月でありますが、冬はいつだって雪が降るのさ。その合間を縫ってイベントウィークとセールを開催。まずはただいま決まっているイベントをご紹介。ただ今参加受付中です。

★ペアで学び合うハンドマッサージ 2/1(日)

手というカラダの中で一番の働き者を、揉みほぐして労わりオイルでケアをしてあげる講座。ふたりがペアになってお互いの手を労わり合います。どんなペアでも結構ですが、是非おススメしたいのは夫婦あるいは親子でのペア。講座で労わってオシマイではなく、家に帰って毎日実践を続けるために
は、家族でのペアがおススメ。とくに夫婦でのペアは断然おススメ。当日の参加者同士でペアを組む、お一人での参加も承ります。
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2/1(日) 10:00〜 3組6名様 
13:00〜 3組6名様
参加費:おひとり様   1500円(税別)
    夫婦・家族ペア 2700円(税別)
講師:+ine(タスイネ)宮原まゆみさん
持ち物:一枚ずつフェイスタオルをお持ち下さい。
会場:CAMBIO 2階 PLAZA
お申込みは電話やメールでも承ります。

★喜多屋の麹で仕込む味噌作り講座
+味噌煮込みうどん 2/4(水)

味噌は寒仕込みが良いとされます。気温が低くて雑菌が少ない時期に仕込むと、失敗が少なくておいしい味噌ができるからです。今回は地元岡谷の老舗味噌蔵「喜多屋醸造店」の佐々木愛さんを講師に迎え、喜多屋さんで安曇野の有機れんげ米を使って特別に仕込んだ麹で、青森県産の有機大豆を味噌に仕込みます。味噌ソムリエでもある佐々木さんから味噌についてのいろいろな話を聞きながら、楽しく豆をつぶして美味しい味噌を仕込みましょう。お昼には喜多屋さんの味噌を使って、具だくさんの味噌煮込みうどんを作って食べます。味噌は大豆1s分、仕上がりで約3.5s分をお持ち帰りいただきます。
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2/4(水)10:00〜13:00
定員:10名さま
参加費:4000円(税別)材料費、食事代込
持ち物:味噌を寝かせる容器(6リットル)、重石、落し蓋(お皿でも可)、髪をまとめるもの、食器
講師:喜多屋醸造店 佐々木愛さん
会場:CAMBIO 2階 PLAZA
お申込みは電話やメールでも承りますが、参加費は前金となります。

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2014年12月18日

週刊CAMBIO NO.1106

年末の営業は31日午後3時まで
新年は6日(火)午前10時より

★配達は26日が通常配達、29日に年末の最終配達をお受けします。必ず前日までにご注文下さい。
★年内の営業は31日午後3時まで。
★新年の営業は6(火)から平常通りの営業です。

川又さんの干芋が入荷 柔らかさも甘さもやっぱり最高!!

PC110422.JPG今年も川又さんの干し芋が入荷しました。どこにでもある干し芋ですが、この川又さんの干し芋が人気を呼ぶ理由は、なんと言っても柔らかさと甘さ。他のものと食べ比べてみると、こんなに違うものかと驚きます。芋をふかして干すだけなのに、なんでこんなに違うのか。でも、それは野菜と同じで、見かけは同じようでも作り方によって味は全然違うものになるのです。食べ物はなによりも見かけよりも味がすべて。川又さんの干し芋は、それを雄弁に物語っているのです。
★放射能検査をしています。今季作も極めて微量ながら0.55Bq/kgのセシウムが検出されています。
300g袋 740円  500g袋 1100円

今年もお餅は「みれっとファーム」 28日(土)から入荷

毎年暮れにお届けするお餅は富士見町「みれっとファーム」の杵つき餅。福島県いわき市から原発被災のために富士見町に移転して心機一転の再スタートを切った「みれっとファーム」が、自分で育てた餅米で搗きあげるお餅をお届けします。新たに導入した杵搗きの餅つき機で、甘さのある玄米餅、良く伸びる白餅を搗きあげます。
○みれっとファームのお餅  玄米のし餅 1kg 1800円  白米のし餅 1kg 1900円 玄米豆餅・玄米きび餅・玄米青のり餅・玄米赤米餅・玄米黒米餅  各500g 950円 
★入荷は28(日)と30(火) ご注文は25(木)まで。
  

2月はまたイベント&セール お楽しみに!
さて、早くも来年のイベントのお知らせです。昨年大雪で泣かされた2月でありますが、冬はいつだって雪が降るのさ。その合間を縫ってイベントウィークとセールを開催。まずはただいま決まっているイベントをご紹介。

★ペアで学び合うハンドマッサージ 2/1(日)

ハンドマッサージ.jpg手というカラダの中で一番の働き者を、揉みほぐして労わりオイルでケアをしてあげる講座。ふたりがペアになってお互いの手を労わり合います。どんなペアでも結構ですが、是非おススメしたいのは夫婦あるいは親子でのペア。講座で労わってオシマイではなく、家に帰って毎日実践を続けるためには、家族でのペアがおススメ。とくに夫婦でのペアは断然おススメ。当日の参加者同士でペアを組む、お一人での参加も承ります。
2/1(日)10:00〜 3組6名様 
13:00〜 3組6名様

参加費:おひとり様   1500円(税別)
    夫婦・家族ペア 2700円(税別)
講師:+ine(タスイネ)宮原まゆみさん
会場:CAMBIO 2階 PLAZA
お申込みは電話やメールでも承りますが、参加費は前金となります。

★喜多屋の麹で仕込む味噌作り講座+味噌煮込みうどん 2/4(水)

PB010122.JPG味噌は寒仕込みが良いとされます。気温が低くて雑菌が少ない時期に仕込むと、失敗が少なくておいしい味噌ができるからです。今回は地元岡谷の老舗味噌蔵「喜多屋醸造店」の佐々木愛さんを講師に迎え、喜多屋さんで安曇野の有機れんげ米を使って特別に仕込んだ麹で、青森県産の有機大豆を味噌に仕込みます。味噌ソムリエでもある佐々木さんから味噌についてのいろいろな話を聞きながら、楽しく豆をつぶして美味しい味噌を仕込みましょう。お昼には喜多屋さんの味噌を使って、具だくさんの味噌煮込みうどんを作って食べます。味噌は大豆1s分、仕上がりで約3.5s分をお持ち帰りいただきます。
2/4(水)10:00〜13:00
定員:10名さま
参加費:4000円(税別)材料費、食事代込
持ち物:味噌を寝かせる容器(6リットル)、重石、落し蓋(お皿でも可)、髪をまとめるもの、食器
講師:喜多屋醸造店 佐々木愛さん
会場:CAMBIO 2階 PLAZA
お申込みは電話やメールでも承りますが、参加費は前金となります。

研ぎ玄のコラム 切れてこそ NO.302 自転車からの考察 (121)
 自転車の整備に長けているからと言って、自転車上手とは限らない。けれども、刃物を使う仕事は「刃物を仕立てられるようになると格段に仕事が上手くなる」のが常です。刃物次第で結果に大きな違いが生じるからだけれど、刃物まで自分で打てる様になるほど人生は長くないから、経験と情報を手掛かりにして優れた刃物を手に入れるべく、奔走する。けれども、その先は所有者(加工者)の責任に於いて対処しなければならないから「切れる」と評判の刃物を使っても結果には違いが出てしまう。
刃物と言っても包丁の様に手で研げるものも有れば、トンネル掘削用のボーリングマシンに取り付ける刃物なんかもある。どちらにしても良く切れる刃物を、理想的な研ぎで仕上げておかなければ、思い通りの結果は得られない。通常、機械加工に使われる刃物は硬度が高いので「機械研磨」で仕上げるから、優れた研磨機を持ち経験豊かな作業所が担当する。ところが、手加工用刃物は「切れ味」や「仕上がり」が優先されるので柔らかめの鋼材を用いる。ために人力で研ぐことが可能になるけれど、鋼が柔らかいので度々研ぐ必要が生じ、自ら研ぐのが基本となる。という事で、上手に研げるようになれば仕上がりも良くなるのが普通なのだ。だからと言って、大工さんに包丁を研がせても良い結果を得られるとは限らない。包丁とカンナは全く研ぎ方が違うのだから・・・。本来どんなに研ぎが上手い人が研いでも、実際にその刃物は研ぐだけで、結果とは無縁。となれば、刃物の使用者が感じたままを「研ぎ」反映させ、より良い刃物に仕立てるしか方法はありません。もしも「自分で描いた最良の結果」に辿り着こうとする意志が有るならば「刃物は自分で研ぐ」しかないのです。
CAMBIO店主のコラム 雑言 NO.1106
われらが店の近くにあった大きなスーパーが、改装のために休業になったのが8月末。12月になってようやく改装後の新しい店の概要が明らかになった。予想通り、スーパーだけでなくモールになるそうだ。今はモノを安く売るだけではなかなかお客さんは来てくれないから、モールという新たな商店街を一緒に作ってしまおうということなのだ。それは、岡谷という街にとって大きな変革をもたらすことになる。街を歩くことでこれからの街のあり方を模索していた私たちにとっても、大きな影響があるだろう◆そのスーパーは市の中心部に位置するので、今まではスプロール化しつつあった岡谷の街の変化が、これをきっかけにまた中心市街地へ回帰するきっかけになるかもしれない。でも、今の地方都市住民の休日の過ごし方は、どこでも巨大モールに集まりつつある。巨大モールに行けば衣食住の買い物はもちろん、本や映画やゲームなどのエンタメも、街をぶらつく気分さえも味わえる。モールができて人が中心部に回帰したとしても、1か所がすべてを独り占めする構造になっては、モールの周辺道路が渋滞するばかりで中心市街地にはメリットがない。しかも、モールに入る店舗は全国展開している有名チェーンが主となれば、岡谷の市民生活にとってメリットはあっても、岡谷という街の構造にとってはマイナスの効果となるかもしれない◆などといろいろネガティブに考えてしまうのだけれど、地付きの商店は追い風だけでなく向かい風が吹いたって、風のエネルギーを前進するために利用できなくては滅びるだけなのだ。店の前を通る車が増えることをチャンスに変えられないようでは、生き残っていけないのだ。何だってかかってらっしゃい。おいちゃんは負けないよ。生活かかってんだからね◆先月のある夜に、伊那市で「ポートランドに学ぶ歩く街の作り方」という勉強会があった。そこでは、西部の都市ポートランドの中心市街地パール地区が、歩きやすく、多様性に富んだ、地元志向の強い街として、この20年余りで環境先進都市として注目されるに至った経緯を学んだ。その中で地元志向が街を作るという実践はすぐに実行できることだったので、早速そのテキストに使われた本を地元の書店に注文してみた。ネットで出版社のサイトから本を見つけ、ISBNコードを控えたメモを持って注文に行くと、その場で取次に在庫の有無が確かめられ、翌日の午後には入荷の知らせが来た。ネット書店で買う場合と時間は大して変わらなかった◆ポートランドのパール地区では、住民が地元で買えるものは地元の店で買おうとする動きが街を育てている。大手チェーンの本屋ではなく、昔からそこで店を続けてきた本屋が支持され、世界的展開をしているコーヒーショップの出店を住民が認めず、小さな独立自営のコーヒー店が数多く存在する。それは、便利だから安いからという理由だけでなく、その街がどうあるべきかを住民が主体的に考えてきた結果らしい。歴史的背景や国民性の差と言ってしまえばそれまでだけれど、街の今後を主体的に考えるのであれば、すぐに実践できることはいくつもある◆今月になって、ネットの広告で気に入った靴を見つけた。そのページからもちろん注文もできたのだが、あえてページを印刷して近くの靴屋さんにオーダーした。すると、翌日の午前中には入荷の知らせが来た。ネットの通販より早い上に送料もかからない。ネットの通販ではそのお金は地域外に流れ、さらにその会社が外国の企業であれば利益は国外に流れてしまう。便利ですぐに手元に届く(ように思える)けれど、結果として足元に冷たい風を吹かせることになってしまう。買い物は投票行動だと言われるけれど、自分たちが住む街がこれからどうなっていくことが望ましいのかを考えた買い物の仕方が、今後は街の行方を決めるようになっていくのだろう。

SPECTATOR 32号 特集:BODY TRIP・からだを旅する 
SPECTATOR 32.jpg 通信や科学の技術が進歩するにつれ、複雑化する社会。ココロにストレスを抱える人が増えているのか、街を見渡せばマッサージや整体の看板を多く見かけるようになりました。アタマは冴えているけれど、誰もがカラダの悩みを抱えながら生きている。そんな時代を象徴しているのかも知れません。ココロとカラダのバランスを上手に保ちながら、この混迷した世界を生き抜くためには、これまで意識したことのない自分のカラダの動かし方や感じ方をマスターすることからはじめる必要がありそうです。未知の世界を旅するように、未知のカラダを動かしてみよう。

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2014年12月10日

週刊CAMBIO NO.1105

おせちのご注文は14(日)が最終締め切りです
いよいよお正月まであと三週間。おせちの手配をお忘れなく。最近はおせち料理を食べない家庭も増えているそうですが、せめて蒲鉾と伊達巻、昆布巻きぐらいは元旦の食卓に乗せましょう。おせち用品は店頭販売もありますが、数が限られていますのでなるべくご注文で確保をお願いします。
年内は31日午後3時まで 新年は6(火)から営業
年末年始の営業のご案内を申し上げます。
★年内の最終配達は29(月)にお届けします。
★年内の営業は31日午後3時まで。
★新年の営業は6(火)から平常通りの営業です。今年はメーカーが5日から一斉に動き出すため、欠品になるアイテムは、地元の一部生産車を除き少ない見込みです。

冬のうさとの服と手仕事いろいろ展 12(金)〜15(月) 
「うさと展」は春と秋に開催してきましたが、冬のうさと展は初めて。糸を紡ぎ、布を織り、草木で染めて一着ずつ手で仕上げた服。真冬に着るための温かな天然素材の服を用意します。暮れやお正月にもうさとの服をいかがでしょうか。
今回はオーガニックコットンの肌着「PRISTINE」もご紹介します。たくさんのアイテムとサイズ、カラーがあります。今回は手に取って肌への優しさ、温かさを実感できます。冬を暖かく乗り切るための一枚をご用意ください。
手仕事いろいろは、自然素材の寝具「プラネッタ・オーガニカ」、八ヶ岳の草木染ニット「羽衣工房」、タイの草木染作務衣「アクセス21」、帆布かばん「yohn」、伊藤左衛子さんの「木のブローチ」、サンキャッチャー「MAYU」などなど盛りだくさん。
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今年もお餅は「みれっとファーム」 ご注文承り中!

毎年暮れにお届けするお餅は富士見町「みれっとファーム」の杵つき餅。福島県いわき市から原発被災のために富士見町に移転して心機一転の再スタートを切った「みれっとファーム」が、自分で育てた餅米で搗きあげるお餅をお届けします。不本意な出来事ですべてを投げ出して移転せざるを得ず、八ヶ岳と甲斐駒や富士山に見守られる風光明媚な土地で育てた餅米で搗く餅。徐々に地元でも付き合いの輪を広げ、お菓子の販売量も戻ってきました。昨年の暮れに新たに導入した杵搗きの餅つき機で、甘さのある玄米餅、良く伸びる白餅を搗きあげます。どうぞご利用ください。
玄米のし餅 1kg 1800円  白米のし餅 1kg 1900円 玄米豆餅 500g 950円  玄米きび餅 500g 950円  玄米青のり餅 500g 950円 玄米赤米餅 500g 950円 玄米黒米餅 500g 950円
★ご注文は12月25日まで承ります。
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身体の中で一番働き者の手をいたわるために
寒い夜、眠りにつく前のひと時。ふとんを胸までかけ、壁に背を立ててハンドクリームを手にすり込む。空気が乾いてくるといつも割れる親指の爪の先や、雑巾を絞ると血を吹く人差し指の皺に、入念にクリームをすり込む。ああ、今日もまた一日が終わりしか。はたらけど はたらけど猶。
暗い部屋でひとり、スタンドの灯りだけで手を見つめていると、今日の出来事が蘇ってくる。今日のイベントに参加してくれた人たちの顔、シュトーレンが欲しくて山を越えて来てくれて3つも買ってくれた人の嬉しそうな顔、まだ収穫が終わっていない人参畑でヘッドランプを点けて人参を掘る農家の姿、「餅の注文表が欲しいのにまだできていない!」と怒って帰ったお客さんの顔。そんな、わが生活(くらし)。
顔を上げると、薄暗い灯りに浮かび上がる壁の板目が、だんだん人の顔に見えてくる。今日もまた、いろいろな人が自分に関わってくれて、それに応えるために手は忙しく動き続けた。物事を考えるのは頭であり、情を感じるのは胸の奥だけれど、何かを為すことができるのはすべて手が働いてくれるから。手は身体の中で一番働き者で、いつになっても、楽にならざり。
一日の終わりに手を労わる。自分の身体でありながら、まるで自分のために身を挺して働いてくれるしもべのような手を、丁寧に慰める。そしてまたひとりで、ぢつと手を見る。
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★ナチュロンハンドクリーム 70g 720円
★パックスお肌しあわせハンドクリーム 50g 560円
★パックスオリーボディクリーム 110g 1300円

POCOの和シュトーレンが今年も人気です

POCOの和シュトーレンのお渡しが始まりました。と思ったら外はもう雪がちらちらしてますね。
今年も干し柿、柚子、小豆、黒糖の和素材をつかって自家製酵母でしっとり香り豊かなシュトーレンを焼いています。材料の限りで終了となりますのでご希望の方はお早めにご連絡ください。和シュトーレンを毎年楽しみにしてくださっている皆さんがいてくれてこうして今年もシュトーレンを焼いているとしあわせだなぁって思います。POCOからの感謝のシュトーレン。日に日に酵母の熟成で風味が深くなっていきます。味の変化もお楽しみ頂けたらと思います。POCO 百瀬加奈
★POCOの和シュトーレン 1600円
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研ぎ玄のコラム 切れてこそ NO. 301 自転車からの考察 (120)
 自転車で公道を走っていると、止むを得ず急ブレーキが必要な時が有る。殆どの場合は事故回避のため、反射的にブレーキレバーを強く握ってしまうので「パニックブレーキ」という状態になりかねない。けれど、ABSが付いていないから常に自分の判断で、状況に合わせたブレーキ操作が求められる。物の本には安全な場所を選び、30km/時程度を最短で止まれる練習は不可欠だと書いてある。けれど、普通の人はその必要性に気が付かないものだ。ただでさえバランスを取りにくい上に適正に止まる事もできない、その割にスピードが出てしまう自転車とは、何気なく乗るには危険過ぎる乗り物なのです。だからこそ、バランスを崩さず滑らかに前に進むテクニックと共に、常日頃から適正なブレーキ操作を心がける地道な反復練習が大切になる。
 昔の自動車には「三角窓」が付いていた。換気用に付けられていただけで無く、車の先端位置が大まかにわかる優れものだった。教習所時代には慣れない車の停止位置を確認する時に実に便利なものだったけれど、今や俯瞰映像で確認できる時代だから、増々運転者は己の能力を磨く必要は無くなってきた。「誰もが簡単便利」に魅かれて自分の能力を向上させることなく生きていける世の中になりつつある。ブレーキを強く踏み過ぎてもABSのお蔭で車輪がロックすることが無くなったし、自動ブレーキ等の自動運転を睨んだ技術も進化しているし、燃費以上にその技術の高さが「車の売れ行き」を左右する時代になった。確かに事故率は減るだろう、けれど運転者の能力は一向に向上しない。たかだか「歩く」という動作すら忘れてしまった人間のことだから「健常者用歩行介助ロボット」が登場するのは時間の問題かも。

トマトギフト用.jpg街歩きというと大多数の人はオサレな店が並ぶ都会の一角や、古い商家が並ぶ歴史的な街並みが思い浮かぶだろう。そもそも街自体に人を引き付ける魅力があって、商品や雰囲気が訪れた人を包み込むように楽しませてくれる。例えば表参道の並木道を歩けば目を奪うのはスタイリッシュなものばかりだし、奈良井宿を歩けば江戸時代にタイムスリップした気分になるように◆秋の古本古道具市で心配されたのは、街歩きは良いのだけれど寂れた商店街を歩くのはイメージとして岡谷のマイナスになるのではないか、ということだった。確かにシャッターばかりの中央通りは良いイメージではないけれど、だからといって隠せるものでもない。これが現実なのだから、敢えてどうしようもなく寂しくなってしまった今を見ることから始めなくてはならないのだ◆古本市の企画段階で古道具をイベントの核に据えて考えているとき、寂れてしまった商店街を舞台にひとつの期待が沸々と湧き上がってきた。例えば、すでに店を閉じてしまったおもちゃ屋さんには、売れ残った時代遅れのおもちゃの在庫がたくさん眠っているかもしれない。十年以上もシャッターが閉まったままの靴屋さんにも、かつて学校の上履きに指定されていた質素なゴム靴が眠っているかもしれない。店を閉じてしまったおじさんおばさんたちには「こんなどうしようもないもの」と思えるものが、ひと世代飛び越えた孫の世代にとっては、今はもう手に入らない貴重な品物に思えるのだ。それが古道具という、骨董品でもなくリサイクル品でもないかつて生活の中で活躍していた品々として人を引き寄せる。そこには年代や価値観や様々な相違があって、その相違が古道具の価値観を引き立てる。相違が対流を起こして物の価値を変質させるのだ◆年代や世代の相違は対流を生む。その対流は高度成長期に育った私たちにはネガティブな対立であることが多かったけれど、今のお年寄りからひと世代飛び越えた私たちの娘や息子の世代にとっては、新たな感覚で向き合えるポジティブな対流になるらしい。学校や社会がどんどん均質化する中で育ってきた彼らには、古いものは自分たちが知らない新しいものに等しいのかもしれない。手のひらに収まる画面の中に世界中の出来事が流れてくることが当たり前になった時代に、生活の中で機械や設備があれこれと指図したり世話を焼こうとする時代に、彼らの目には自分の手で拵えるための武骨な道具や木目が浮き出た抽斗は新鮮に映るのかもしれない◆そして思ったのは、そんな世代の相違が生む対流を街の中にポジティブに生かすことはできないだろうか、という期待だった。例えば、閉店したおもちゃ屋さんの店を再度開いてもらい、時代遅れのおもちゃを並べて昔の遊びを教わってみる。古い金物屋さんの洞窟のようでありとあらゆる品物が並ぶ世界を探検して、道具の使い方を学んでみる。公民館が主催するありふれた世代間交流イベントのようではあるけれど、それをかつての商店街でイベントとしてやってみると、温度や湿度の違う空気が混ざり合った時のように対流がエネルギーを生み出すかもしれない。雷や竜巻になる可能性もあるけれど、そこは大人の主催者が場を仕切るというものだろう◆そのイベントが公民館のイベントと違うのは、商店街という人が集まることで成り立ってきた場所で開くこと。物の売り買いがあることで人を引き付ける渦巻きが起きていた場所に、もう一度渦巻を起こすエネルギーのひとつとして、世代の違いという対流を利用できないだろうか。中心市街地活性化などと言うと他力本願的な発想になりがちだけれど、私たちのように店でモノを売ることを生業としている者が、渦を起こすきっかけを作らなくてはならないのだ。
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2014年12月03日

週刊CAMBIO NO.1104

年内の営業は31日15時まで、新年は6日(火)より

クリスマス・お正月のご注文はそろそろ締切ですよ!

○クリスマス 生クリームたっぷりのケーキ、チキンや鴨、ピザや生ハムなどのオードブルも。
ポラン 12月7日(日)ご注文締切 → 12月16日(火)〜23(火)入荷
○お正月 定番のおせち用品やお年と利用の食材が盛りだくさん。蒲鉾1本でもお気軽にどうぞ。
ムソー 12月10日(水)ご注文締切 → 12月26日(金)入荷
ポラン 12月14日(日)ご注文締切 → 12月26日(金)〜30日(火)入荷

冬のうさと展にお出かけ下さい  12(金)〜15(月)
冬の「うさと展」まであと2週間余りとなりました。糸を紡ぎ、布を織り、草木で染めて一着ずつ手で仕上げた服。真冬に着るための温かな天然素材の服を用意します。暮れやお正月にもうさとの服をいかがでしょうか。ぜひお出かけ下さい。今回はオーガニックコットンの肌着「PRISTINE」もご紹介します。たくさんのアイテムとサイズ、カラーがあり、CAMBIOではカタログでしか販売できませんでしたが、今回は手に取って肌への優しさ、柔らかさを実感できます。
★冬のうさと展 12月12日(金)〜15日(月
会場:CAMBIO 2階 PLAZA
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CAMBIOでおなじみのアウリスグロッケン
CAMBIO1階フロアの一番奥は、床 に人工芝を敷いて子供用のいすが置いてあるので、子どもたちはここがどんな場であるかすぐにわかるようです。そこで彼らに大人気なのがこれ。アウリスグ ロッケンアウリスグロッケンはスウェーデン製の鉄琴で、音盤は真鍮でできています。澄んだ音色と長い余韻が子どもたちの耳をとらえて、このグロッケンを目当てにやって来る子もたくさん。よく「これ欲しい!」とおねだりされるのですが、この時期はそれをかなえてくれる人がどこのおうちにも現れるそうですので、その願いをCAMBIOがお伺いしてお届けいたします。
実はこのグロッケンも、我が家の子供たちへのクリスマスプレゼントでした。20年経っても変わらずにきれいな音を響かせています。今の子どもたちがやがて 親になったときにも、まだ良い音を響かせてくれることでしょう。「お母さんもこの音が好きだったのよ」という2世代で楽しめる楽器。プレゼントにいかがで しょうか?
★アウリスグロッケン8音 13000円(税別)
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大人気のPOCOの和シュトーレン 数量限定 1600円
POCOの和シュトーレンが入荷しました。今年はバターの不足という不測の事態(シャレてる場合じゃないのだ)が発生し、焼ける数に限りがある可能性が出てきました。バターがなくなりゃそれまでよ。小豆、干し柿、ゆずなど和の素材を使ったところが人気の秘密。材料をじっくりとラム酒に漬けて準備を進めてきました。ゆっくりと熟成していくので、お正月にも楽しめます。
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暮しの知恵や季節の行事が満載 歳時記カレンダー
12月3日は旧暦では10月12日。日の入りは16時28分と1年の中で最も早い時期で、暦は先負で月齢10.6。2日は七十二候の「橘始黄(たちばなはじめてきなり)」で、ゆずやミカンなど柑橘類が黄色に色づきはじめるころ、七日は二十四節季の「大雪」で、北風日増しに強く雪大いに降る、という季節の中にあります・・って、全部カレンダーからの写しですけど。
カレンダーは予定が書き込めるものが重宝するとか、絵柄が可愛いものが良いとか、用途によっていろいろな選び方があるようです。その中でこの「歳時記カレンダー」は、暦が「自然の循環の中で暮してきた人々の知恵の塊」であることを教えてくれる、貴重な情報がぎっしり詰まったカレンダー。その日だけでなく、その辺りの季節と暮しにまつわる知恵や行事の由来もたくさん。ところどころに配された俳句が、かつての暮しを蘇らせてくれます。
★歳時記カレンダー(大)2000円  (小)1500円 
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原村育ちの京野菜 本紅金時人参
写真の人参は原村の「豆っ娘」宮坂枝美さんが育てた金時人参。普通の人参はオレンジ色ですが、この人参はトマト色。オレンジ色の人参は欧州系の種ですが、トマト色の金時はアジア系。同じ人参でも今に至るまでの由来と経路が違うのですね。
金時人参は別名を京人参とも言うように、関西で暮れの煮物によく使われます。お煮しめに、なますに、色取りに。信州ではあまりなじみがないかもしれませんが、人参の香りが少ないので、人参嫌いの人でも食べやすい人参なのです。一度お試しあれ!
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研ぎ玄のコラム 切れてこそ NO. 300 自転車からの考察 (119)
 「二か月毎に現金で視聴料金を支払っている公共放送」にあたかも「団塊世代向け」のような番組が有る。その実50〜70代向けだから「広義の団塊世代(1947年〜49年に生れに50年前半までを加えた世代)」よりもさらに幅が有る。番組名がこんなだから、内容は実に「アバウト」なので滅多には視ないけれど「五十代からの転倒予防」となれば、チェックしない訳にはいかなかった。予想通り(以下?)の内容だったけれど「高齢者の転倒」の怖さを広める効果は有ったように思う。何しろ、救急搬送された高齢者(65歳以上)のケガの原因の第一位は「転倒」なのだから。
 同様な内容の「意見広告」を数か月前の新聞で読んだけれど、こちらの方が内容も濃くて参考になる事は多かった。テレビでは筋力アップに有効な体操も紹介されていたけれど、それが出来る位ならば苦労はしない。ストレスでへこんでいる人に「ストレスを減らしましょう」とか過体重の人に「体重を減らしましょう」と言っているようなもので効果の程は期待できない。「で、どうすべきか?」なんて面倒な事は考えないで生きてきたから、おこがましくて「こうしろ」何て言えないけれど、経験的には「意識的に体を使えば、機能は向上する」と実感している。ただし、持続力なり瞬発力は確実に衰えてしまうようで「速く、遠くへ」というのは辛くなるから「量から質」へ変換させる必要は生じる。自転車に乗っていても、操作が「以前より上手くなっている」と実感することが度々あるし、歩いていても色々な歩き方ができるようになった。要は「歩く為の筋肉」を使わずに歩いているから、関節を痛めたり転倒したりすることになってしまうのだ。世の中には「似て非なる物」が溢れている。

CAMBIO店主のコラム 雑言 NO.1104
このところ街を歩くということについて、あるいはこれからの街のあり方について考えることが多くなった。古本市で街歩きを標榜したことから具体的になってきたのだけれど、もともと街ができていく過程や変遷に興味があったので、ようやく馴染んできた岡谷の街に関われるものなら少し首を突っ込んで考えてみることにした。とは言っても、岡谷に店を構えてはいるが岡谷市民ではなく、岡谷の生まれでもないどこかの馬の骨であるから、きっとお呼びでないだろうと思っていたのだが、意外なことに歓迎してもらえたので、いい気になって集まりに出させてもらっている◆岡谷には昭和11年に建設された素敵な旧市庁舎があって、現在は消防本部として利用されている。来年4月に新たな消防本部ができて移転するのに伴い、旧市庁舎をどう再利用するかを考えるワークショップが開かれている。国指定の有形文化財である旧市庁舎を遺産として残すだけでなく、市民の財産として利用し続けるのにはどうしたらよいかを市民レベルで考えようということ。今までとは違い、行政が主導して結果を形だけ諮るのではなく、下から意見を積んで実現させようという試み。かなり閉鎖的という印象を持っていた岡谷市もかなり変わってきた◆旧市庁舎は、製糸で財を成したひとりの篤志家が建てて寄贈したという。世界の岡谷と呼ばれた時代を彷彿とさせる建物は立派なのだけれど、耐震化を施して安全に使えるよう改修するには数億円の費用が必要だという。さらにひとつの建物をずっと維持していくための年間数千万円にのぼるであろうと予想される費用、行政から独立して運営する団体にするのであればそこに関わる人の人件費はどうするか、などと現実的なお金の話は結構重くのしかかってくる。それでもさまざまな年齢の、多岐にわたる職業の、あちこちの地区に住む市民が自分の街のこととして考えることは、硬直しがちな行政の考え方に対して、一方でお任せ主義で文句だけを言う他力本願の市民に対しても、いい刺激になるだろう。参加しないともったいない◆岡谷の街も中心部がすっかりとさびれ、中央通りはシャッター通りと化してしまった。これは全国どこでも同じ現象で、点在する郊外のショッピングセンターが中心市街地に替わって消費の中心地となっている。こんな現象は、アメリカで30年ほど前から、自動車の普及にともなって街が郊外に無秩序に拡大していく「スプロール化」として指摘されていた。その現象が指摘されたのは、日本のメーカーが安価で良質な製品をどんどん輸出したことでアメリカのメーカーを追い詰めた「日米貿易摩擦」の時代と重なる。それから30年を経て、日本は中国やアジアの国にモノ作りの主導権を奪われつつある。30年で立場が入れ替わってしまったのだ◆その後アメリカでは、スプロール化してガラガラになった中心市街地の倉庫や古いビルをリノベーションしてオフィスや飲食店に再開発する街が注目を浴びた。日本でも地方より一足早くスプロール化した東京で、芝浦の倉庫街や下町の古い商店が注目された。その波はいまや信州にも及びつつあって、善光寺の門前や松本の一部などで数年前からリノベ店舗が増えた。最近は下諏訪の御田町がそうなり、昨年あたりから伊那の通り町周辺も変わりつつある。一旦スプロール化してスポンジ状になった中心市街地は、再び別の形で次の世代が使うようになってきているのだ◆これからこの動きはもう少し進むだろうと思う。大きな資本による開発とは違って、それぞれ小さな点が街中に生まれて広がっていくような変り方だから、時間もかかるし予測しにくい。でも、もともと街というものは、そうして人が少しずつ集まることで形作られてきたところだったのだ。
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